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作者: 清水レモン
受験が始まった。あっというまだな。でも長かった。もうすぐ終わる。もうすぐだ。そしたらもう…
受験に挑み挑まされ、受け入れてあらがいもがきながら試される。
おれはなにをつかむんだろう。いや、もうつかんでいるか。
苛酷で熾烈なデッドヒートどっぷりつかって息も絶え絶えの領域にいるのに、外の街へ一歩出ればそこはもう別世界。きらびやかなイルミネーションと楽しそうな人々。
おれは選ばれるのか。おれが選ぶのか。
意識してなかったけど、心の支えがあったのかもしれない。
宵闇が降りて真っ暗闇の世界で、いつまでも目の奥に青空が残り続けていた。
本音を言えば、遊びたい怠けたいサボりたい。なにより親の言いなりなんてイヤだ。でも。
「こんな自分も悪くない」だろう?
騙し騙され騙されたふりして騙しにかかる。本当に欲しいものを手に入れるために。
おれのなかの優先順位その第一位をこの手でつかみとる。
さ、結果なら出るよ。すぐだすぐ。なあ、ほら。あっけないもんだよ!
試される
聞こえる
受験会場がどこか知っておかないとだな
1304字 投稿2024.02.04 更新2024.02.04
見えている
響いている
5118字 投稿2024.02.04
ひとつひとつに意味がある?
1723字 投稿2024.02.14 更新2024.02.14
少し笑ってしまった
2100字 投稿2024.02.22
導かれていく
601字 投稿2024.02.22
ぐるぐる
958字 投稿2024.02.22
うろうろしたいや
2253字 投稿2024.03.05
いよいよの瞬間まで
1190字 投稿2024.03.16
加速した
2755字 投稿2024.03.16
時を刻む
5028字 投稿2024.03.30
お守り
6611字 投稿2024.04.17 更新2024.04.17
区切り
982字 投稿2024.04.17
みなおし
1684字 投稿2024.04.27
足元に伝わる
2450字 投稿2024.05.11
済ませるよ
2392字 投稿2024.05.28 更新2024.05.28
ふたたび、はじまる
474字 投稿2024.05.28 更新2024.06.05
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