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作者: MST
全体  愉悦部出身  2024年02月03日
終始陰鬱な展開が続きとても楽しめました。
最後の対決は意外な終わり方でした。死闘かと思いきや、なるほどです。
読ませていただきありがとうございました。
全体  タアアタ  2023年12月21日
読みやすく戦場での武功も勇ましいもので引き込まれた。この作品はチェントの視点から描かれていることで、構造上チェント視点での語りを終えるまでは彼女の安否は担保されてることになる。 このことから作中ではチェント以外の人物の安否という部分がドラマや戦場での趨勢を分けるところが大きい、彼女の半生と彼女の武功に復讐劇とそれぞれの配分を収拾させるに辺り劇中人物は充分な働きをしており、チェント自身の物語として見ると彼女の成長や葛藤という部分においてチェントの業は周りの人物によって許され責めが問われない超然とした位置にあるよう感じた。 総評するとチェントを取り囲む境遇はチェント自身を評して語るより、彼女自身も兄妹関係も背景にある情勢や生まれの関係性に負う部分が大きく、感情よりもそういった境遇を優先して情が動く、人物に対してよりも背景がそうであったからという意味合いが濃い物語だった。
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