水無月 龍那さんの投稿小説
完結済み
座敷童の血は甘くて美味しい。▼それはささやかな出会いによってもたらされた新事実だった。▼そして、それを知った僕は今、自分の部屋の前で正座をしている。▼▼現代を平和に過ごしたい吸血鬼の僕は、座敷童の少女と出会った。▼一緒に遊ぶことを条件に貰った血は呪われているし、同居開始日から籠城されるし、自分じゃない誰かは夢と感情を侵略してくる。座敷童は家に幸運を呼ぶと言うけれど、彼女と僕は平穏な日々を手に入れる ……
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完結済み
「学校の怪談も毎日楽しく過ごしてる。そうは思わないかね?」▼▼常和第三学園には怪談話がとても多い。▼ハナコさんにコックリさん。「彼ら」は今日も噂され、時には呼び出され。生徒達と交流しながら面白おかしく過ごしていた。▼点呼をする古いラジオ、新しい噂話。管理者も知らない深夜の書き込み。姿を消した仲間――ハロウィンと文化祭が近付く校内の裏側で起きたひと騒動。▼学校に住む怪談達の、日常と非日常を短編連作形 ……
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