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作者: O.T.I
残酷な描写あり
設定集(第一幕終了時点)
登場人物

・【俺】
 本作の主人公。
 事故で家族を失い、自身も体の自由の殆どを失ってしまう。
 以降、病院での寝たきり生活を余儀なくされるが、医療向けに開発されたVR機器を用いて仕事を行ったり、趣味のゲームに興じていた。
 とくにVRMMO「カルヴァード戦記」では暇に任せて膨大な時間を費しやり込んでおり、VR機器の高性能と、亡き祖父に師事した古流の剣術を活用したプレイヤースキルによって有名プレイヤーの一人となっていた。
 前向きかつ楽天的で細かいことはあまり気にしないたち。
 中肉中背、容姿は自己評価が低く特別優れてるわけではないがそこそこ整っている方。
 学生時代は親の仕事の都合で転校が多く特別親しい友人は出来なかったが、コミュ力は高め。

・エメリール
 カルヴァード大陸で信仰されている神々のうちの一柱である豊穣の女神。
 本人は神と呼ばれることに抵抗があるようだが、人々の安寧を願い戦乱や災害によって多くの命が失われることに心を痛める、女神と呼ぶに相応しい心根の持ち主。
 …なのだが、少々抜けたところのある、うっかりさん。

・???
 エメリールの知己。神々の一柱と思われる。
 鍛え上げられた肉体と精悍な顔つきをした美丈夫。落ち着いた物腰で、見た目によらず細かい気遣いのできるナイスガイ。

・カティア(【私】)
 【俺】が転生した先の15歳の少女。
 何らかの原因によって『魂』に重大な損傷を負った。
 旅芸人一座の歌姫にして優秀な冒険者でもある。

・スーリャ
 ギルド職員の女性。
 侯爵がギルドに来ると、彼の秘書のようになる。

・ダードレイ
 旅芸人一座の座長にして、凄腕冒険者【剛刃】。
 カティアの養父。
 豪放磊落なアニキ気質で一座の皆から慕われている。
 義娘がお転婆に育っているのが悩みの種。

・アーダッド=ファルクス=ブレーゼン
 イスパル王国の貴族で侯爵位を持つ。
 ブレーゼン領の領主。
 見た目はとても貴族に見えず言動も粗野だが、領主としての手腕は確か。
 面倒見がよく、その貴族らしからぬ気さくな態度で領民からの人気は高い。
 彼の遺伝子は仕事をしない。

・ティダ
 旅芸人一座の副座長。
 ダードレイに比肩する凄腕冒険者【閃刃】。
 ダードレイと同年代のはずだが、せいぜい二十代後半から三十代前半くらいにしか見えない。
 女性に非常にモテるが、妻のアネッサ一筋の愛妻家。
 ネーミングセンスが壊滅的。

・ロウエン
 旅芸人一座の一員。
 冒険者としては斥候を担当する。
 見た目も言動もチャラい、とはカティアの談。
 語尾がそう思わせるだけで、実際は割と常識人。

・アネッサ
 旅芸人一座の一員にして非常に優秀な魔道士。
 ティダの妻。
 独特ののんびりした口調で、おっとりした印象だが時折黒い面を見せる。
 アスティカントの学院出身で学生時代には様々な伝説を残し、最凶の名をほしいままにした。
 他人の恋愛には世話焼きおばさんと化す。

・ドルク
 旅芸人一座の一員。
 冒険者としては盾役を担う、らしい。
 足が遅いせいで登場機会を逸してしまった。

・リィナ
 ティダとアネッサの娘。
 8歳。
 年齢の割にしっかりした良い子。
 宿の女将さんにも孫のように気に入られており、お手伝いをしているうちにすっかり看板娘のようになっている。

・ランドル
 ブレーゼン領軍所属の兵士。
 スオージ大森林の警戒任務に当たっている一部隊の隊長。
 ダードレイのファン。
 カティアの大ファン。

・カイト
 調査任務専門パーティー『鳶』のリーダーでBランク冒険者。
 本人は逃げ足が取り柄と謙遜してるが、剣の腕も相当なもの。
 情報分析とそれに基づく作戦立案に優れリーダーシップも備える万能型。
 何かと周りがカティアとくっつけようするのに辟易してるが、その胸のうちは…?

・レダ
 調査任務専門パーティー『鳶』所属のCランク冒険者。
 隠密行動に長けた斥候職。

・ザイル
 調査任務専門パーティー『鳶』所属のCランク冒険者。
 早期警戒スキルに優れた斥候職。

・レイラ
 調査任務専門パーティー『鳶』所属のCランク冒険者。
 バランスの良い斥候職。
 アネッサと共謀して、カティアとカイトをくっつけようと暗躍する。

・リーゼ
 調査任務専門パーティー『鳶』所属のCランク冒険者。
 優秀な魔道士で様々な魔法で調査の支援を行うのみならず、パーティー随一の火力を誇る。
 カティアからドジっ子を疑われてる。
 没頭すると周りが見えなくなる程の重度の魔法オタク。

・オキュパロス
 『気まぐれの神』『うつろいし神』と呼ばれる、神々の一柱。
 見た目も言動もヤンキー。
 だが、地上の人々のことをいつも気にかけてくれていて、カティアを助けてくれた、良いヤンキー。
 
・ガルガ
 請負人相互扶助組合ブレゼンタム支部長。
 だが誰もその役職名では呼ばず、単にギルド長と呼ぶ。
 侯爵のせいで影が薄い。

・ミディット
 一座の会計兼マネージャー。
 豪傑バァさん。
 裏ボス。

・ロゼッタ
 一座の看板女優の一人。
 ゴージャス系美人。
 常にテンション高めのオバ(ギロッ)…お姉さま。
 年齢は(キッ)…ヒミツ。

・シクスティン
 一座専属の演出家。
 彼のカティアの演技に対する評価は最底辺である。

・ディザール
 神々が一柱。
 イスパル王家の祖先にシギルを授けた。

・エメリナ
 神々が一柱。
 エメリールの妹で『生命の女神』。
 『恋愛の女神』とも言われていて、恋バナ大好き。

・エメリリア
 神々が一柱。
 エメリールとエメリナの姉。

・ユリシア
 服飾店のお姉さん。

・プルシア
 魔道具店のお姉さん。ユリシアの妹。




地勢

・イスパル王国
 カルヴァード大陸南西部に位置する大国。

・ブレーゼン領
 イスパル王国南西部の辺境にある侯爵領。
 大規模な穀倉地帯を抱える豊かな大領地。

・ブレゼンタム
 ブレーゼン領領都。
 人口3万人程の都市だが、交易も盛んで非定住人口を加えると、実質的には5万人以上の人がいる。

・レーヴェラント王国
 イスパル王国北東の隣国。

・カカロニア王国
 イスパル王国東の隣国。

・グラナ帝国
 カルヴァード大陸北東部の国。
 15年前に大陸南部へ侵攻を図り、大戦を引き起こした。




魔法

・灯火
 小さな火を起こして明かりにする。
 着火用の種火にも使用可。

・氷弾
 拳大の氷の塊を撃ち出す攻撃魔法。
 散弾状にアレンジして広範囲にばら撒く事も出来る。

・閃光
 一瞬の閃光を放って目をくらます魔法。
 アレンジによって滞留時間を伸ばすことができる。

・土壁石壁
 石混じりの土壁を構築する防御魔法。
 アレンジで何枚も重ねることができる。

・退魔
 対アンデッドに特化した光の攻撃魔法。
 この系統では最も難易度と効果のバランスが良い。
 このため、この系統は退魔系と呼ばれる。
 同系統内では中級の位置付け。

・清光
 退魔系低級魔法。
 効果は気休め程度。

・神威
 退魔系上級魔法。
 冒険者には使い手はほとんどおらず、神殿でも限られる。
 非常に強力だが、詠唱時間がかかる。

・極天光
 神威の広範囲版。
 詠唱時間はさらに必要となる。

・聖光
 退魔系低級魔法。
 清光よりは実用的。
 ゾンビやスケルトンくらいならこれで倒せる。

・日輪華
 退魔系特級魔法。
 神威をも凌駕する絶大な威力を誇る。
 他の退魔系統と異なり超高熱を発するため、対アンデッドだけで無く通常の攻撃魔法としてもかなりの威力を持つ。

・神炎
 退魔系の奥義。
 伝説で語られるのみで現在では使い手は存在しないと言われている。

・消音
 効果対象の周囲で発生する音の伝播を阻害する。
 足にかければ足音を消すことができる。

・変転流転
 神々が一柱、オキュパロスが伝える神代魔法。
 神代の出来事を綴ったと言われる書物『神代記』に、かの神がそれを用いる描写が確認されているが、具体的な魔法の効果は謎とされてきた。

・清浄
 身体や衣類の汚れを落す魔法。

・伝声
 ある二点間に音の通り道を作り出す魔法。

・拡声
 音を大きくして広範囲に拡散する魔法。

・霞鏡
 霧を発生させて気配を伴う幻影を投影して敵を撹乱する魔法。
 カティアの事が気になってしょうがないカイトには通用しない。

・炎弾
 氷弾の炎バージョン。
 馬鹿をボコるのに最適。

・障壁
 自分の周囲に不可視の防壁を発生させる魔法。

・魔壁
 自分の周囲に魔法を防ぐ壁を発生させる魔法。

・隠遁
 他者から認識されにくくする魔法。

・解毒
 血中の毒素を分解・中和する魔法。
 アルコールも対象なので、酔っぱらいもコレでイチコロ。
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