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作者: さや
残酷な描写あり R-15
捜索
今日も先輩は見つけられなかった。
潰した施設はこれで8つ目。
 
施設に捕まっていた魔法少女たちをどれだけ救出しても、その中に先輩はいない。
どこに居るんですか、先輩。
 
 
 
 
そろそろ潰した施設が12を超えるころ、こんな情報が耳に入った。
 
『施設の本部の位置情報を特定することに成功した』
 
私はすぐさまその情報が確かなものかどうか『協会』に確認し、近々作戦を実行するとの言質を貰えた。
 
待っていて下さい、先輩。
もうすぐ、迎えに行きます。
 
 
 
 
 
やはり本部だけあって中々攻略が進まない。
敵の量も罠も桁違いだ。
日進月歩のような進退を繰り返す。
 
先輩、もう少しなんです。
もう少しで、あなたのところに。
 
 
 
「ふざけるなぁ!こんな小娘共に私の権威ある実験を邪魔されるなど……!」
 
ついに私は最奥へとたどり着いた。
私が1人で先行していたため、巨大ロボットとタイマンすることになったが今の私の敵ではない。
 
「く、くそっ!ようやく多くの資金と実験用の人間を手に入れられるようになったのに!!な、なぁお前も私の実験に参加しないか?!金ならいくらでも出す!魔力を増幅させる薬だってウチにはあるんだ、待遇だってVIPにしてやる!ど、どうだ、悪い話ではないと思うのだが………」
 
あぁ、うるさいなぁ。
私はひたすら無様に命乞いをする男の顔面を殴る。
手加減したつもりだったけど、鼻の骨が折れてる。無意識に力が入ってた見たいだ。
 
私は殴った衝撃で壁まで吹き飛んだ男の胸倉を掴む。
 
「実験用の人間が囚われている場所は何処ですか?早く答えて下さい」
 
「ヒッ!?ち、地下、地下だ!施設の両端にある扉から入れる!」
 
男を適当な場所に捨て、私はそこまで走る。
広い施設だが、敵が居なければそこまで時間は掛からずに扉まで来れた。
閉まっている扉を何回も殴り、壊して先へ進む。
 
地下には色んな魔獣のキメラのようなものが飼われていて、そこら辺にホルマリン漬けになっている魔獣もいる。
地下にも警備のためか洗脳されて戦闘員にされている魔法少女がいるので倒す。そいつらの中に先輩はいない。
 
魔獣のエリアを抜ければ、魔法少女たちが捕まっているエリアだった。
洗脳途中の子も居れば洗脳が終わって配属待ちの子やまだ洗脳されずに残っている子、人体実験の道具にされたのか注射跡が体中にある子など悲惨な状況だ。
 
そして、私はついに見つけた。
 
髪は濁ったような白色になり、耳や尻尾が付いていている。
けど、少し大きくなってるお腹の淫紋や、肩に付いているホクロ。
そして何より、私が贈った黒いヘアピンを付けている先輩を。
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