残酷な描写あり
R-15
改造って響きがえっち
一通り工場内を見て回り、最後にお土産のようなものをもらって解散となる流れになった。
正直工場見学とかいまさら子供っぽいと思ってたけど、たまには良いもんだね。こういう工場の生産ラインとか間近で見る機会とかそうそうないし。
俺以外にも一般の客、多分中学生から高校生ぐらいの子たちも満足げな表情を浮かべている。
後は下手なことせずにお土産もらって帰りましょうかね。
そう思いながら休憩エリアでジュースを飲んでいると、いきなりキーンと高く耳障りな音が聞こえてきた。
その音は耳の奥から脳の裏側にへばりつくように残り、頭痛と不快感を与えてくる。
休憩時間が終わり、見学者たちを集めて今日の締めに入るようだ。
俺はこの唐突に表れた不快感と頭痛を我慢しながらみんなが集まっている場所へ向かった。
「今日はみんな来てくれてありがとう。最後にこのバイザーを君たちに上げようと思う。早速つけてみてくれないかな?」
案内役の女とその周りにいる助手みたいな人たちが笑顔でそのバイザーをみんなに配布してきた。
俺もそれを受け取り、どこかデジャヴを感じながら頭に装着しようと────
「っっっっ!!??」
完全に装着しきる前にとっさにバイザーを地面に叩きつけ、そのままその場から逃げる。
「一人逃げたぞ!!捕まえろ!」
後ろから怒声が聞こえるが無視して出口へ向かって突っ走る。
そうだ、なんでわからなかったのか。あのバイザーこそ『マジリバ』で出てきた洗脳バイザーそのものじゃないか。
かなり危なかった。あれは一度つけられると外すことが困難で、どれだけ抵抗しても一定時間で確実に洗脳され切ってしまうヤバいアイテムなのだ。
精神の数値で猶予時間が決まるので、今の俺なら猶予時間自体はあるはず。けれど戦闘能力の低下は確実だろう。
そしてさっきからうるさいこのキーンとした音も多分催眠効果があるようなもので、さっきはそのせいで危うくバイザーを自分からつけてしまうところだった。
これらのせいで1人目も2人目も洗脳されていったのだろう。バカみたいに精神を上げた俺でさえ途中まで催眠されていたのだ。抗えるはずもない。
俺は魔法少女に変身し、身体能力を上げて一気に突っ切る。
しかし、出口はシャッターが閉められ、俺の力でもびくともしないほど強固なものだった。
窓ガラスが割れるかもしれないと思い全力で殴ってみたがヒビすら入らない。
何度も何度も殴り、色々なスキルも使ってみるがうんともスントも言わない。
早くしないと敵が追い付いてしまうため、別の出口を探そうと踵を返そうと後ろを振り向いたとき
────機械の腕が俺のお腹に向かって振り抜かれた
「ゴフッ........!?」
全く気配を感じさせなかった警備ロボによってそのまま壁まで吹き飛ばされる。
幸運にも急所からは外れたようでお腹の痛みを抱えながらよろよろと立ち上がることができた。
拳に力を貯めていく。
この警備ロボはゲームだと魔法少女に対抗するために作られたものであり、高い魔法防御力を誇っている。
だがしかしその代償に物理防御力は高くないので通常攻撃や物理技で戦うのがセオリーだ。
先制攻撃を喰らって本調子ではないとはいえ、こいつを倒すのには十分だ。
「『破砕撃』!」
一気に接近し、密着して確実に当てる。
警備ロボには俺の拳ほどの深いクレーターができており、そのまま珍妙な音を立てながら崩れ落ちた。
さすがに魔力をまとっていたとはいえ機械を殴ったせいで少し手がジンジンしている。
他の行っていない場所を探そうとした時、ガシャンと機械特有の動作音がした。
警備ロボが戦闘音に釣られてここに集まってきているようだった。
長居は出来ないので警備ロボがいない道を突っ切る。けれど何処もかしこも警備ロボがたむろし道をどんどん塞いでいく。
そして、ついに囲まれてしまった。
前にも後ろにも数体の警備ロボ。合計で10行かない程度。
ゆっくりと近づいてきて────前後から同時に襲い掛かってきた。
................................ここは何処だろうか。
ふわふわとして心地よい。
ぬるま湯に全身浸かって流されているような感覚の中、意識だけはっきりとしてきて────
────果てしない頭痛に襲われた。
「っっっっっっっっっっ!?!?!?」
気味の悪い音と映像。それを感じるたびに俺じゃない何かが侵食していく。
のたうち回ろうにも手足に枷がかけられているのかうまく動けず、無様な格好で暴れるしかなかった。
しばらくして頭痛が穏やかになる。その時にようやく自分の現状を理解した。
体は素っ裸で何も身に着けておらず、手足には枷と変な紋様が刻まれた首輪。腕には識別番号のようなものが焼き付けられ、そして頭には半透明のバイザーのようなものがつけられていた。
今の恰好を見て『あぁ、俺捕まったんだな』と察した。
この恰好は研究所で敗北すると付けられるバステ達であり、ここの施設にある鍵を手に入れないとどれも外すことは出来ない。
まあゲームだったら都合よくここから抜けられる穴があって、その先に進んでいくと鍵があったりするんだが、どうやらそんなものはないらしい。
じゃあどうしたらいいのかといったら『助けを待つ』。これしかない。
俺が失踪したってわかったらさやかとかほかの魔法少女の誰かがここに乗り込んでくるでしょ。
ただ俺につけられたこのバイザー、これによる洗脳が100%になるまでに、というタイムリミットはあるが。
このバイザーは付けた対象を思いのままに洗脳できる優れものなんだが.........洗脳度が100%にならないと永続的に操ることは出来ない。
なぜなら洗脳が完璧にできてないと少しづつ洗脳の効果が薄れていってしまうから。
だからまず洗脳度をMAXにするための調教が行われるのだ。
そしてゲームでは精神が高ければ高いほどこの調教によって上がる洗脳度を減らせるという仕様があり、大体ここまで来るときに精神をLVアップ以外で上げてなくても5日は持つ。
それの理屈で考えれば、まあよほど時間がかからなければ洗脳され切ることはないでしょう。
ただまあ、ね?洗脳されるときってすごく頭痛いからできれば早く助けてほしいなぁって。
あ、ちょっと待ってまた頭痛がk
正直工場見学とかいまさら子供っぽいと思ってたけど、たまには良いもんだね。こういう工場の生産ラインとか間近で見る機会とかそうそうないし。
俺以外にも一般の客、多分中学生から高校生ぐらいの子たちも満足げな表情を浮かべている。
後は下手なことせずにお土産もらって帰りましょうかね。
そう思いながら休憩エリアでジュースを飲んでいると、いきなりキーンと高く耳障りな音が聞こえてきた。
その音は耳の奥から脳の裏側にへばりつくように残り、頭痛と不快感を与えてくる。
休憩時間が終わり、見学者たちを集めて今日の締めに入るようだ。
俺はこの唐突に表れた不快感と頭痛を我慢しながらみんなが集まっている場所へ向かった。
「今日はみんな来てくれてありがとう。最後にこのバイザーを君たちに上げようと思う。早速つけてみてくれないかな?」
案内役の女とその周りにいる助手みたいな人たちが笑顔でそのバイザーをみんなに配布してきた。
俺もそれを受け取り、どこかデジャヴを感じながら頭に装着しようと────
「っっっっ!!??」
完全に装着しきる前にとっさにバイザーを地面に叩きつけ、そのままその場から逃げる。
「一人逃げたぞ!!捕まえろ!」
後ろから怒声が聞こえるが無視して出口へ向かって突っ走る。
そうだ、なんでわからなかったのか。あのバイザーこそ『マジリバ』で出てきた洗脳バイザーそのものじゃないか。
かなり危なかった。あれは一度つけられると外すことが困難で、どれだけ抵抗しても一定時間で確実に洗脳され切ってしまうヤバいアイテムなのだ。
精神の数値で猶予時間が決まるので、今の俺なら猶予時間自体はあるはず。けれど戦闘能力の低下は確実だろう。
そしてさっきからうるさいこのキーンとした音も多分催眠効果があるようなもので、さっきはそのせいで危うくバイザーを自分からつけてしまうところだった。
これらのせいで1人目も2人目も洗脳されていったのだろう。バカみたいに精神を上げた俺でさえ途中まで催眠されていたのだ。抗えるはずもない。
俺は魔法少女に変身し、身体能力を上げて一気に突っ切る。
しかし、出口はシャッターが閉められ、俺の力でもびくともしないほど強固なものだった。
窓ガラスが割れるかもしれないと思い全力で殴ってみたがヒビすら入らない。
何度も何度も殴り、色々なスキルも使ってみるがうんともスントも言わない。
早くしないと敵が追い付いてしまうため、別の出口を探そうと踵を返そうと後ろを振り向いたとき
────機械の腕が俺のお腹に向かって振り抜かれた
「ゴフッ........!?」
全く気配を感じさせなかった警備ロボによってそのまま壁まで吹き飛ばされる。
幸運にも急所からは外れたようでお腹の痛みを抱えながらよろよろと立ち上がることができた。
拳に力を貯めていく。
この警備ロボはゲームだと魔法少女に対抗するために作られたものであり、高い魔法防御力を誇っている。
だがしかしその代償に物理防御力は高くないので通常攻撃や物理技で戦うのがセオリーだ。
先制攻撃を喰らって本調子ではないとはいえ、こいつを倒すのには十分だ。
「『破砕撃』!」
一気に接近し、密着して確実に当てる。
警備ロボには俺の拳ほどの深いクレーターができており、そのまま珍妙な音を立てながら崩れ落ちた。
さすがに魔力をまとっていたとはいえ機械を殴ったせいで少し手がジンジンしている。
他の行っていない場所を探そうとした時、ガシャンと機械特有の動作音がした。
警備ロボが戦闘音に釣られてここに集まってきているようだった。
長居は出来ないので警備ロボがいない道を突っ切る。けれど何処もかしこも警備ロボがたむろし道をどんどん塞いでいく。
そして、ついに囲まれてしまった。
前にも後ろにも数体の警備ロボ。合計で10行かない程度。
ゆっくりと近づいてきて────前後から同時に襲い掛かってきた。
................................ここは何処だろうか。
ふわふわとして心地よい。
ぬるま湯に全身浸かって流されているような感覚の中、意識だけはっきりとしてきて────
────果てしない頭痛に襲われた。
「っっっっっっっっっっ!?!?!?」
気味の悪い音と映像。それを感じるたびに俺じゃない何かが侵食していく。
のたうち回ろうにも手足に枷がかけられているのかうまく動けず、無様な格好で暴れるしかなかった。
しばらくして頭痛が穏やかになる。その時にようやく自分の現状を理解した。
体は素っ裸で何も身に着けておらず、手足には枷と変な紋様が刻まれた首輪。腕には識別番号のようなものが焼き付けられ、そして頭には半透明のバイザーのようなものがつけられていた。
今の恰好を見て『あぁ、俺捕まったんだな』と察した。
この恰好は研究所で敗北すると付けられるバステ達であり、ここの施設にある鍵を手に入れないとどれも外すことは出来ない。
まあゲームだったら都合よくここから抜けられる穴があって、その先に進んでいくと鍵があったりするんだが、どうやらそんなものはないらしい。
じゃあどうしたらいいのかといったら『助けを待つ』。これしかない。
俺が失踪したってわかったらさやかとかほかの魔法少女の誰かがここに乗り込んでくるでしょ。
ただ俺につけられたこのバイザー、これによる洗脳が100%になるまでに、というタイムリミットはあるが。
このバイザーは付けた対象を思いのままに洗脳できる優れものなんだが.........洗脳度が100%にならないと永続的に操ることは出来ない。
なぜなら洗脳が完璧にできてないと少しづつ洗脳の効果が薄れていってしまうから。
だからまず洗脳度をMAXにするための調教が行われるのだ。
そしてゲームでは精神が高ければ高いほどこの調教によって上がる洗脳度を減らせるという仕様があり、大体ここまで来るときに精神をLVアップ以外で上げてなくても5日は持つ。
それの理屈で考えれば、まあよほど時間がかからなければ洗脳され切ることはないでしょう。
ただまあ、ね?洗脳されるときってすごく頭痛いからできれば早く助けてほしいなぁって。
あ、ちょっと待ってまた頭痛がk