▼詳細検索を開く
作者: タアアタ
残酷な描写あり
第51話 生存報告
「なに!? あの状態でまだ生きているというのか!?」
「ええ、死んでいないわ、直ちに第二波を用意して」
「そんなに早く用意できますでしょうか?」
「完全に再生される前に手をうたなければまずい、
 はやく異世界転生肉弾を用意するしかあるまい!」
ほんのちょっとの神様の手違いで死んでしまったからには仕方ない、
その手違いを最大限活用する方法を異世界が作りだした。

異世界魔導転生速射砲

その兵器の基礎運用を見てみよう、
まず、異世界転生陣を敷くことで転生人が現れる、
彼らは絶対にチート能力を持っており、
主人公補正があり死なないので、
その不死性能をオリハルコン弾頭の弾薬として活用する。
これを魔導砲という魔力を焦点化して照射する、
攻城兵器に装填し、主人公補正に匹敵するほどの魔力を、
一時的に叩きつける事によって爆発力を得て、
同じく不死とも考えられる悪竜トンベンマガスガトリクト四世に、
連射しオリハルコン弾頭を深く穿ち打ち込むという方式だ。
結果として主人公補正は失われ、
異世界転生人もまた別の異世界に転生してしまうが、
これによって悪を滅することが出来るのであれば、
何も困らないのであり、減るものも無いので、
大いにこれを利用されたし とある。

「これだけのものを良く開発出来たわね!偉いわ!」
「なあに、科学と魔術の結晶みたいなものですよ!」
「勇士殿、全弾装填完了!!」
「悪竜を討つわよ! 心臓部とユジリア城本丸を狙え!」
「はなてぇ!!!!!!!!」
Twitter