【日光市】電車でお越しのアナタに"駅ちか"のスポットを紹介してくコーナー【鬼怒川以北編】
鬼怒川方面の解説だけど鬼怒川はちょこっとだけなんだよ
なぜって? 日光市はデカいんだよ
なぜって? 日光市はデカいんだよ
日光いいとこいちどはおいでよ!
わたしは日光市の人です。観光に関係するおしごととかいろいろやってたので、観光客がどんな塩梅でやってくるのか、何を望んでるのかもそれなりに知ってます
日光観光は車で来るのがおすすめなんだけど、多くの場合電車でお越しになる方がほとんどです。ただ日光市は『日光市から日光市まで片道2時間』かかる広大な市だったりして、とても徒歩じゃあちこち回れないいち大観光都市なんです
日光市のステキスポットを余すことなく楽しんでいただきたい。けどふつーの観光客はどの駅で降りればいいかってのはあまり詳しくない。ってことで、地元民が「この駅で降りたらこーゆーのがあるよ」ってのをつれづれしていくコーナーを設けたく書き書きした次第。アナタの日光観光のいち助となれば幸いです
んじゃさっそく紹介していきましょう。今回は鬼怒川方面へ旅立っていきます
:鬼怒川方面へGO!:
日光市にはJR、東武ふたつの鉄道が伸びており、鬼怒川方面へは、東武鉄道さんの『下今市』から北上していくことになりいます。ここまでの経緯については前回紹介したのでそちらをご参照ください
下今市は日光市街地なのでメシ屋、スーパーその他いろいろひととおり揃っています。観光地らしくお土産屋さんもあるので、日光や鬼怒川観光をした返りに「あ、お土産買うの忘れちゃった!」って場合もこの駅で降りて、ちかくの『道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣』などで買い物をすることができますね
下今市駅構内には、今どき珍しい蒸気機関、ディーゼル車の『SL,DL大樹・SL,DLふたら』に関する展示場、転車台があります。こやつらのせいで手前の踏切がよく混雑するようになったのは地元民の悩みの種ですが……そのぶん観光客さんがお金を落としていって、日光市民に歓迎されているのであればまあまあ容赦できるところだと思います
では、本格的に鬼怒川への旅に出発しましょう。下今市までは『東武日光線』ですが、ここから北は『東武鬼怒川線』になります
下今市駅を発ち、日光の清流"大谷川"をわたってすぐあるのは『大谷向』駅。観光スポットはないものの、ここは地元民の住宅地やイオンなどの商業施設に近いのでそれなりに人が詰まってきます
そこからさらに先に行くと『大桑』に到着。野球場と隣接し、すぐ近くには文化遺産である杉並木が茂る。その道を歩き抜けた先には『倉ケ崎SL花畑』があり季節ごとの花畑を楽しむことができます。夜間はステキなイルミネーションがあるんだぜ!
続けて到着するのは『新高徳』。ゴルフを楽しみたい方は近場に"鬼怒川カントリークラブ"があるので下車してください。ここは鬼怒川の入口的な場所であり、近くにはあの"日光さる軍団"、家族で楽しめる"とりっくあーとぴあ日光"、なぜ栃木県に恐竜が? ってか迷路ってどんな組み合わせだよとツッコミを入れたくなる"3D迷路恐竜館"、もはや紹介するまでもなく有名すぎる"日光江戸村"など錚々たるメンバーが待ち構えております
なお、鬼怒川は2000年代まで『藤原町』という町だったので、上記のアミューズメントパークはタイトル詐欺的なことしてました。市町村合併によって名実ともに"日光"となり、どこぞのネズミーランドのようにタイトル詐欺のままではなくなりましたね
上記観光地は、その次の駅『小佐越』からもアクセスしやすいです。こっちは近くにメシ屋が揃っており、目の前にはガストがあるので見知ったファミレスで食事したいとか、子どもがいるから出されるメニューがわかってる食事処に行きたいって方はご検討ください
次はみんなだいすき『東武ワールドスクウェア』駅に到着します。2017年と比較的さいきん開業した駅で、個人的に大樹が走ることに併せて、あと小佐越駅から徒歩10分くらいかかる事情があり東武さんから「ワールドスクウェアまでのアクセス悪くね?」って意見があったんやろなぁと勝手に妄想してます
だって設計が突貫工事味だしてるんだもん
目の前にはかの有名な"東武ワールドスクウェア"があります。とほ1分どころか、横断歩道わたってすぐだから10秒くらいじゃね? しらんけど
このヘンから近場の温泉施設、ホテルへのアクセスが徒歩圏内になります。とはいえここから近い施設は限られており、鬼怒川温泉を楽しみたいなら次の駅で降りるのが理想でしょう
ちなみにって話。日光市は広いってさっき書いたけど鬼怒川は広大な自然たっぷりな地形なので、徒歩りんぴっくだですべて周ろうとすると日が暮れます。電車を降りた後はなるべくバスを活用するようにしましょう
ちなみに、東武鉄道さんは日光観光にだいぶ力を入れており、日光地域の東武関連のアレコレを格安で利用できるパスポートを販売しております。以下サイトにアクセスして、どれがアナタにとってイチバンお得なのかご検討ください
東武鉄道、お得なきっぷ情報
ttps://www.tobu.co.jp/odekake/ticket/
:鬼怒川温泉をたのしもーぜ!:
東武ワールドスクウェアをスルーした先、すぐに『鬼怒川温泉』駅がどんと構えております
ここは大樹の終着駅となっており、駅前広場にはその筋のファンがヨダレを垂らすであろう"転車台"が用意されております
また、この広場はイベントが活発に行われており、以前はニコニコ町会議の実地場所としても選ばれましたね
無料で入れる足湯もあります。鬼怒川の肝になる駅なのでインフォメーション、バスターミナルなど施設も充実しています。さらに、鬼怒川は日光より車の重要性が増すので近場にレンタカーショップも用意されています
マジでね、鬼怒川は徒歩であちこち行けるような立地じゃないのでね、車の運転免許をもってる方はぜひレンタカーを使ってあちこちいきましょう土地だけはムダにあるから駐車場たっぷりなんだぜ
ホテル三日月、金谷ホテルなど有名処はだいたいこの周辺に集結してます。とにかく温泉がすばらしいのでぜひご賞味、いや味じゃなくて体感して「ふぅ~」とひと息ついていただきたい。泉質はアルカリ性単純泉で、お肌をツヤツヤにしてくれる"美肌の湯"なんだぜ!
ちなみにですが、鬼怒川周辺のバスはここを中心としてぐるぐる回ってるタイプになります。どの駅で降りてどう歩いて~ああもうわかんない!! って方はとりあえずこの駅で降りて、バスの運転手さんに「〇〇へ向かいますか?」と訪ねれば目的地へスムーズに到着できるでしょう
バスの運転手さんを信じるのだ
まぎらわしいことに、このひとつ先に『鬼怒川公園』駅という駅も存在します。中心地と離れちょっとさみしい雰囲気漂いますが、こちらにもいくつかの宿泊施設があり、ゴチャゴチャした雰囲気が苦手って方はこちらをご検討ください
なお、こちらの駅への道中は有名な廃墟たちを拝むことができます。べつに用はないけど見るだけ見ておきたいなという方は、わざわざ徒歩で向かわず車窓から廃墟の景色をお楽しみ? ください。ほか鬼怒川オートキャンプ場がこちらに近くなっております
鬼怒川中心地を離れると、やがて東武鬼怒川線の終点である『新藤原』に到着します。近くにはここから先の鉄道を管理する野岩鉄道さんの本社があり、つまり『会津鬼怒川線』の始発駅にもなってますね
ここはコンビニもレストランもない、地元のメシ屋やウィンタースポーツ用品店、あとお寺がぽつぽつある地元民の集落みたいな感じの場所。あ、もしかしたらウマ娘好きな方は『ハイセイコー食堂』をご存知かもしれないね。地元でもわりと有名です
鬼怒川温泉を楽しみたいけど、人がまったくいないしずーかな場所がいいって方はこの駅周辺の宿を予約しましょう。さて、ココからは別口の路線になるぜ
:会津鬼怒川線:
ここから先は鉄道を伸ばすには難易度高すぎな立地になります。が、野岩鉄道さんが管理する会津鬼怒川線は頑強な陸橋に無骨な設計とまあその筋のマニアが歓喜しそうな見た目となっており、とくに興味ないわたしとしても「すげーなぁ」となるレベルです
新藤原駅から勾配の急な坂を登ると、ハイキングコースとして有名な『龍王峡』にたどり着きます。駅名も同じく龍王峡駅となってますね
野岩鉄道はおもしろい路線でね、龍王峡をはじめいくつかの駅はトンネル内に設置された「なにこれ地下鉄?」みたいなホームで乗降することになります。んで階段を上がった先に広がるは鬼怒川奥地の雄大な自然。これぞまさに龍の王が棲まう峡、って意味で名付けられたかどうかは不明です
んで山をくり抜いたトンネルと抜け『川治温泉』に到着。名前的にここが川治温泉の入口かぁ……と思いきやわりと遠くてね、ええ。ここは川治温泉地域に住む方々用の駅って感じで、観光客はどっちかってと近くにある"小網ダム"に用がある方向けの駅となりますダムマニア歓喜
川治温泉に御用のある方は、その先の『川治湯元』で降りましょう。そっちのがほんのり近いです。まあ徒歩10分以上かかるんだけどね
近くには地元民が格安で入れる共同温泉があり、実は混浴湯も用意されてたりします。まあ川を挟んで向かい側からほぼ丸見えだったりするのでオープンな性格の方だけご利用ください
いちおう、こちらからも"五十里ダム"っていうダムが徒歩圏内だと思うので、ダムマニアさんはがんばって山登りしてくださいな
で、ながーーーーーーいトンネルを抜けそうだってタイミングでまた「地下鉄かな?」みたいな感じでトンネルの中にホームがあります
『湯西川温泉』駅です。ここは『道の駅 湯西川』とくっついた特殊な設計となっており、さらに温泉まであるっていう至れり尽くせりな建築物。たぶん全国でも珍しいタイプだと思います
駅名からして湯西川温泉かと思いきや、実は湯西川温泉はここからバスで20分くらい走った先にあるという罠。駅からはサッカー場と"湯西川ダム"しか徒歩圏内じゃありません、いやダムもけっこー遠いな
湯西川方面へはバスをご利用ください
会津鬼怒川線はトンネル多めですが、それと同時に山間部を走るので絶景がたっぷり拝められます。個人的に湯西川温泉駅を出てすぐの"赤夕大橋"からの景色が素晴らしいと思います。読みは知らん
本格的な秘境にたどり着きましょう。日光市の最奥『中三依温泉』駅はソバと釣りとわさびが有名な地域にあります。実はギャラリーカフェなんてのもある。ただし駅名にある"温泉"は――わたしが知る限り『男鹿の湯』しかないと思います
そこから先に進むと、こんどは塩原温泉街への入口となる『上三依塩原温泉口』駅に到着します。駅ホームは秘境駅にしては広々としていますが、これは塩原温泉も交通の便が悪いって事情があり、この駅までバスで来れば、あとは鉄道でスムーズに行けるよ! という事情から整備されてるのですが利用者がいるかどうかは不明
軽食どころが駅チカにあり、広大な自然を生かしたおりおりの植物を楽しめる"日光市上三依 水生植物園"が名所です。わさびウマー
:ここどこ?:
さて、いよいよ日光市最後の鉄道駅をご紹介しましょう。この駅は日本有数の秘境駅でありながら、その秘境さ故にわりと人が来るというおもしろい特徴を持っています
『男鹿高原駅』。おそらく名前だけは聞いたことがあるって方もいるでしょう。秘境駅に関する話題じゃだいたい登場する駅となります
駅の魅力、ひとことで書けば"なにもない"のひとことでしょう。いえ、実際は例によってメシ屋、史跡などはちょこちょこあり、たとえば"山王わさび園"など有名どころはありキャンプ場もあります
ただほんっとになにもないのよ。駅自体がね、車で国道121号線を走ってたらなんか『ここ左行くと男鹿高原駅があるよ』的なちっちゃな看板があってね、んで「え、まじ?」みたいな気持ちで車1台入るのがやっとな小道を行って、途中なんか緊急ヘリポート場があってね、ふつーに「これ山奥入っちゃうよ? 遭難しちゃうんじゃね?」的な道を走った道端にドンと口開けてさ、駐車場もなにもなくいきなり男鹿高原駅への階段が登場するんだもんそりゃあ秘境駅って言われるわけだぜ
けどここに特急『リバティ』がここまでやってくるという衝撃。東京を走る車両がここまで来てると考えると感慨深いね
観光的な名所はほぼ無です。自然や山登りを楽しみたい方、このヘンにある特殊な史跡をピンポイントで巡りたい方、あとソバとわさびに目がない方はどうぞこちらへお越しください
ちなみに、その先の『会津高原尾瀬口』駅まで野岩鉄道が管理してる会津鬼怒川線ですが、そちらは福島県になるので紹介しません。わたしは日光市民なのだよポッター
ここまで加速気味に紹介したけど、まあふつーの観光客は鬼怒川、せいぜい川治か湯西川までしか行かんからね、三依方面はあまり需要ないかもしんない。だけどまあ、わたしは日光市民として三依のすばらしさも紹介したいので文字数を割いた感じです
日光市はアナタの知らない魅力がたっぷりあります。たとえば「オレは東照宮、奥日光、鬼怒川ぜんぶ楽しんだぜ!」って方がいたとしても、それは日光のまだ一部でしかありません。だって霧降、川治、川俣、湯西川、奥鬼怒、三依とまだまだたくさんあるのですよ?
日光のほんとうの姿、ぜひ探してみてはいかがでしょう? アナタのお越しを心よりお待ちしております。それと同時に「日光の"ここ"が知りたい!」などのリクエストも受け付けておりますので、そんな方はぜひ高評価、コメントをよろしくおねがいします
じゃ、さいごにちょこっと参照情報をご紹介。アナタの日光観光が善き日々でありますように
東武鉄道、日光・鬼怒川エリア
ttps://www.tobu.co.jp/odekake/area/nikko-kinugawa/
日光市公式観光WEB 日光旅ナビ
ttps://www.nikko-kankou.org/
栗山(川治~川俣方面)と湯西川の観光サイト 5秒でくりやま
ttps://9r8m.jp/
三依の観光サイト ひぃふぅみより
ttps://miyori.jp/
わたしは日光市の人です。観光に関係するおしごととかいろいろやってたので、観光客がどんな塩梅でやってくるのか、何を望んでるのかもそれなりに知ってます
日光観光は車で来るのがおすすめなんだけど、多くの場合電車でお越しになる方がほとんどです。ただ日光市は『日光市から日光市まで片道2時間』かかる広大な市だったりして、とても徒歩じゃあちこち回れないいち大観光都市なんです
日光市のステキスポットを余すことなく楽しんでいただきたい。けどふつーの観光客はどの駅で降りればいいかってのはあまり詳しくない。ってことで、地元民が「この駅で降りたらこーゆーのがあるよ」ってのをつれづれしていくコーナーを設けたく書き書きした次第。アナタの日光観光のいち助となれば幸いです
んじゃさっそく紹介していきましょう。今回は鬼怒川方面へ旅立っていきます
:鬼怒川方面へGO!:
日光市にはJR、東武ふたつの鉄道が伸びており、鬼怒川方面へは、東武鉄道さんの『下今市』から北上していくことになりいます。ここまでの経緯については前回紹介したのでそちらをご参照ください
下今市は日光市街地なのでメシ屋、スーパーその他いろいろひととおり揃っています。観光地らしくお土産屋さんもあるので、日光や鬼怒川観光をした返りに「あ、お土産買うの忘れちゃった!」って場合もこの駅で降りて、ちかくの『道の駅日光 日光街道ニコニコ本陣』などで買い物をすることができますね
下今市駅構内には、今どき珍しい蒸気機関、ディーゼル車の『SL,DL大樹・SL,DLふたら』に関する展示場、転車台があります。こやつらのせいで手前の踏切がよく混雑するようになったのは地元民の悩みの種ですが……そのぶん観光客さんがお金を落としていって、日光市民に歓迎されているのであればまあまあ容赦できるところだと思います
では、本格的に鬼怒川への旅に出発しましょう。下今市までは『東武日光線』ですが、ここから北は『東武鬼怒川線』になります
下今市駅を発ち、日光の清流"大谷川"をわたってすぐあるのは『大谷向』駅。観光スポットはないものの、ここは地元民の住宅地やイオンなどの商業施設に近いのでそれなりに人が詰まってきます
そこからさらに先に行くと『大桑』に到着。野球場と隣接し、すぐ近くには文化遺産である杉並木が茂る。その道を歩き抜けた先には『倉ケ崎SL花畑』があり季節ごとの花畑を楽しむことができます。夜間はステキなイルミネーションがあるんだぜ!
続けて到着するのは『新高徳』。ゴルフを楽しみたい方は近場に"鬼怒川カントリークラブ"があるので下車してください。ここは鬼怒川の入口的な場所であり、近くにはあの"日光さる軍団"、家族で楽しめる"とりっくあーとぴあ日光"、なぜ栃木県に恐竜が? ってか迷路ってどんな組み合わせだよとツッコミを入れたくなる"3D迷路恐竜館"、もはや紹介するまでもなく有名すぎる"日光江戸村"など錚々たるメンバーが待ち構えております
なお、鬼怒川は2000年代まで『藤原町』という町だったので、上記のアミューズメントパークはタイトル詐欺的なことしてました。市町村合併によって名実ともに"日光"となり、どこぞのネズミーランドのようにタイトル詐欺のままではなくなりましたね
上記観光地は、その次の駅『小佐越』からもアクセスしやすいです。こっちは近くにメシ屋が揃っており、目の前にはガストがあるので見知ったファミレスで食事したいとか、子どもがいるから出されるメニューがわかってる食事処に行きたいって方はご検討ください
次はみんなだいすき『東武ワールドスクウェア』駅に到着します。2017年と比較的さいきん開業した駅で、個人的に大樹が走ることに併せて、あと小佐越駅から徒歩10分くらいかかる事情があり東武さんから「ワールドスクウェアまでのアクセス悪くね?」って意見があったんやろなぁと勝手に妄想してます
だって設計が突貫工事味だしてるんだもん
目の前にはかの有名な"東武ワールドスクウェア"があります。とほ1分どころか、横断歩道わたってすぐだから10秒くらいじゃね? しらんけど
このヘンから近場の温泉施設、ホテルへのアクセスが徒歩圏内になります。とはいえここから近い施設は限られており、鬼怒川温泉を楽しみたいなら次の駅で降りるのが理想でしょう
ちなみにって話。日光市は広いってさっき書いたけど鬼怒川は広大な自然たっぷりな地形なので、徒歩りんぴっくだですべて周ろうとすると日が暮れます。電車を降りた後はなるべくバスを活用するようにしましょう
ちなみに、東武鉄道さんは日光観光にだいぶ力を入れており、日光地域の東武関連のアレコレを格安で利用できるパスポートを販売しております。以下サイトにアクセスして、どれがアナタにとってイチバンお得なのかご検討ください
東武鉄道、お得なきっぷ情報
ttps://www.tobu.co.jp/odekake/ticket/
:鬼怒川温泉をたのしもーぜ!:
東武ワールドスクウェアをスルーした先、すぐに『鬼怒川温泉』駅がどんと構えております
ここは大樹の終着駅となっており、駅前広場にはその筋のファンがヨダレを垂らすであろう"転車台"が用意されております
また、この広場はイベントが活発に行われており、以前はニコニコ町会議の実地場所としても選ばれましたね
無料で入れる足湯もあります。鬼怒川の肝になる駅なのでインフォメーション、バスターミナルなど施設も充実しています。さらに、鬼怒川は日光より車の重要性が増すので近場にレンタカーショップも用意されています
マジでね、鬼怒川は徒歩であちこち行けるような立地じゃないのでね、車の運転免許をもってる方はぜひレンタカーを使ってあちこちいきましょう土地だけはムダにあるから駐車場たっぷりなんだぜ
ホテル三日月、金谷ホテルなど有名処はだいたいこの周辺に集結してます。とにかく温泉がすばらしいのでぜひご賞味、いや味じゃなくて体感して「ふぅ~」とひと息ついていただきたい。泉質はアルカリ性単純泉で、お肌をツヤツヤにしてくれる"美肌の湯"なんだぜ!
ちなみにですが、鬼怒川周辺のバスはここを中心としてぐるぐる回ってるタイプになります。どの駅で降りてどう歩いて~ああもうわかんない!! って方はとりあえずこの駅で降りて、バスの運転手さんに「〇〇へ向かいますか?」と訪ねれば目的地へスムーズに到着できるでしょう
バスの運転手さんを信じるのだ
まぎらわしいことに、このひとつ先に『鬼怒川公園』駅という駅も存在します。中心地と離れちょっとさみしい雰囲気漂いますが、こちらにもいくつかの宿泊施設があり、ゴチャゴチャした雰囲気が苦手って方はこちらをご検討ください
なお、こちらの駅への道中は有名な廃墟たちを拝むことができます。べつに用はないけど見るだけ見ておきたいなという方は、わざわざ徒歩で向かわず車窓から廃墟の景色をお楽しみ? ください。ほか鬼怒川オートキャンプ場がこちらに近くなっております
鬼怒川中心地を離れると、やがて東武鬼怒川線の終点である『新藤原』に到着します。近くにはここから先の鉄道を管理する野岩鉄道さんの本社があり、つまり『会津鬼怒川線』の始発駅にもなってますね
ここはコンビニもレストランもない、地元のメシ屋やウィンタースポーツ用品店、あとお寺がぽつぽつある地元民の集落みたいな感じの場所。あ、もしかしたらウマ娘好きな方は『ハイセイコー食堂』をご存知かもしれないね。地元でもわりと有名です
鬼怒川温泉を楽しみたいけど、人がまったくいないしずーかな場所がいいって方はこの駅周辺の宿を予約しましょう。さて、ココからは別口の路線になるぜ
:会津鬼怒川線:
ここから先は鉄道を伸ばすには難易度高すぎな立地になります。が、野岩鉄道さんが管理する会津鬼怒川線は頑強な陸橋に無骨な設計とまあその筋のマニアが歓喜しそうな見た目となっており、とくに興味ないわたしとしても「すげーなぁ」となるレベルです
新藤原駅から勾配の急な坂を登ると、ハイキングコースとして有名な『龍王峡』にたどり着きます。駅名も同じく龍王峡駅となってますね
野岩鉄道はおもしろい路線でね、龍王峡をはじめいくつかの駅はトンネル内に設置された「なにこれ地下鉄?」みたいなホームで乗降することになります。んで階段を上がった先に広がるは鬼怒川奥地の雄大な自然。これぞまさに龍の王が棲まう峡、って意味で名付けられたかどうかは不明です
んで山をくり抜いたトンネルと抜け『川治温泉』に到着。名前的にここが川治温泉の入口かぁ……と思いきやわりと遠くてね、ええ。ここは川治温泉地域に住む方々用の駅って感じで、観光客はどっちかってと近くにある"小網ダム"に用がある方向けの駅となりますダムマニア歓喜
川治温泉に御用のある方は、その先の『川治湯元』で降りましょう。そっちのがほんのり近いです。まあ徒歩10分以上かかるんだけどね
近くには地元民が格安で入れる共同温泉があり、実は混浴湯も用意されてたりします。まあ川を挟んで向かい側からほぼ丸見えだったりするのでオープンな性格の方だけご利用ください
いちおう、こちらからも"五十里ダム"っていうダムが徒歩圏内だと思うので、ダムマニアさんはがんばって山登りしてくださいな
で、ながーーーーーーいトンネルを抜けそうだってタイミングでまた「地下鉄かな?」みたいな感じでトンネルの中にホームがあります
『湯西川温泉』駅です。ここは『道の駅 湯西川』とくっついた特殊な設計となっており、さらに温泉まであるっていう至れり尽くせりな建築物。たぶん全国でも珍しいタイプだと思います
駅名からして湯西川温泉かと思いきや、実は湯西川温泉はここからバスで20分くらい走った先にあるという罠。駅からはサッカー場と"湯西川ダム"しか徒歩圏内じゃありません、いやダムもけっこー遠いな
湯西川方面へはバスをご利用ください
会津鬼怒川線はトンネル多めですが、それと同時に山間部を走るので絶景がたっぷり拝められます。個人的に湯西川温泉駅を出てすぐの"赤夕大橋"からの景色が素晴らしいと思います。読みは知らん
本格的な秘境にたどり着きましょう。日光市の最奥『中三依温泉』駅はソバと釣りとわさびが有名な地域にあります。実はギャラリーカフェなんてのもある。ただし駅名にある"温泉"は――わたしが知る限り『男鹿の湯』しかないと思います
そこから先に進むと、こんどは塩原温泉街への入口となる『上三依塩原温泉口』駅に到着します。駅ホームは秘境駅にしては広々としていますが、これは塩原温泉も交通の便が悪いって事情があり、この駅までバスで来れば、あとは鉄道でスムーズに行けるよ! という事情から整備されてるのですが利用者がいるかどうかは不明
軽食どころが駅チカにあり、広大な自然を生かしたおりおりの植物を楽しめる"日光市上三依 水生植物園"が名所です。わさびウマー
:ここどこ?:
さて、いよいよ日光市最後の鉄道駅をご紹介しましょう。この駅は日本有数の秘境駅でありながら、その秘境さ故にわりと人が来るというおもしろい特徴を持っています
『男鹿高原駅』。おそらく名前だけは聞いたことがあるって方もいるでしょう。秘境駅に関する話題じゃだいたい登場する駅となります
駅の魅力、ひとことで書けば"なにもない"のひとことでしょう。いえ、実際は例によってメシ屋、史跡などはちょこちょこあり、たとえば"山王わさび園"など有名どころはありキャンプ場もあります
ただほんっとになにもないのよ。駅自体がね、車で国道121号線を走ってたらなんか『ここ左行くと男鹿高原駅があるよ』的なちっちゃな看板があってね、んで「え、まじ?」みたいな気持ちで車1台入るのがやっとな小道を行って、途中なんか緊急ヘリポート場があってね、ふつーに「これ山奥入っちゃうよ? 遭難しちゃうんじゃね?」的な道を走った道端にドンと口開けてさ、駐車場もなにもなくいきなり男鹿高原駅への階段が登場するんだもんそりゃあ秘境駅って言われるわけだぜ
けどここに特急『リバティ』がここまでやってくるという衝撃。東京を走る車両がここまで来てると考えると感慨深いね
観光的な名所はほぼ無です。自然や山登りを楽しみたい方、このヘンにある特殊な史跡をピンポイントで巡りたい方、あとソバとわさびに目がない方はどうぞこちらへお越しください
ちなみに、その先の『会津高原尾瀬口』駅まで野岩鉄道が管理してる会津鬼怒川線ですが、そちらは福島県になるので紹介しません。わたしは日光市民なのだよポッター
ここまで加速気味に紹介したけど、まあふつーの観光客は鬼怒川、せいぜい川治か湯西川までしか行かんからね、三依方面はあまり需要ないかもしんない。だけどまあ、わたしは日光市民として三依のすばらしさも紹介したいので文字数を割いた感じです
日光市はアナタの知らない魅力がたっぷりあります。たとえば「オレは東照宮、奥日光、鬼怒川ぜんぶ楽しんだぜ!」って方がいたとしても、それは日光のまだ一部でしかありません。だって霧降、川治、川俣、湯西川、奥鬼怒、三依とまだまだたくさんあるのですよ?
日光のほんとうの姿、ぜひ探してみてはいかがでしょう? アナタのお越しを心よりお待ちしております。それと同時に「日光の"ここ"が知りたい!」などのリクエストも受け付けておりますので、そんな方はぜひ高評価、コメントをよろしくおねがいします
じゃ、さいごにちょこっと参照情報をご紹介。アナタの日光観光が善き日々でありますように
東武鉄道、日光・鬼怒川エリア
ttps://www.tobu.co.jp/odekake/area/nikko-kinugawa/
日光市公式観光WEB 日光旅ナビ
ttps://www.nikko-kankou.org/
栗山(川治~川俣方面)と湯西川の観光サイト 5秒でくりやま
ttps://9r8m.jp/
三依の観光サイト ひぃふぅみより
ttps://miyori.jp/