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作者: 山のタル
残酷な描写あり
サピエル法国
※登場人物紹介には本編のネタバレが含まれています。
先に本編を読むことをお勧めします。
 ・パンドラ:忠国のパンドラ。
 宗教国家・サピエル法国の宰相を務める女性。貿易都市経営組織のトップ“八柱オクタラムナ”の一人でもある。
 人間至上主義のサピエル法国が『4ヵ国協力平和条約』に調印するよう、当時の教皇を説得したのが彼女である。
 その時にサピエル法国の宰相に任命され、現在もサピエル法国と貿易都市の橋渡しをしている。祖国に対する忠誠心の高さから、八柱では“忠国”という称号で呼ばれている。
 だが実際は、人間至上主義の意識が過激に高まる思想に異を唱えるパンドラを鬱陶しく思った教皇一派により、パンドラの神官の地位は剥奪され、代わりに宰相の地位を与えて発言権を奪われた。
 サピエル法国では宰相の地位は神官の下、つまり宰相とは名ばかりで、実際は国策に口を出すことも出来ないのが現状である。
 初代教皇の“サピエル1世”の時代から神官として仕えていたが、それ以前の彼女の素性を知る者はおらず、遥か昔に仙人になったという情報以外、彼女の過去を示す情報は一切残っていない。
 
 
 
 ・サピエル7世:神に最も近い聖職者。
 サピエル法国を統治する、7代目の教皇の地位を継いだ人物。
 神の加護を受けて人を越えた存在になっており、40歳ぐらいの見た目に反してかなりの歳をとっている。歴代の教皇の中で最も長く教皇の地位に就き、最も多くの教徒達から信仰を集めている。
 神の啓示に従い、何やら裏で暗躍をしているようだ。
 
 
 
 ・サジェス:教皇親衛隊の一人。
 サピエル教の神官で、教皇を守護する4人の親衛隊の一人。
 魔力操作の才が群を抜いて秀でており、他人の魔力に干渉し操る事が出来る。その能力を買われ神官の地位まで一気に上りつめた天才。
 自分の才能に絶対の自信を持ち、例外はあるが常に他者を見下す態度を取っている。
 とある目的の為にワイバーンを狩ろうとしていたところを、ティンクに返り討ちにされた。
 
 
 
 ・マター:裏切り者の元密偵。
 ブロキュオン帝国密偵部隊の元リーダー。密偵としとの能力は優秀だったが、とある罪により帝国全域で指名手配されている。
 ストール鉱山でヘルムクートと共に魔獣を生み出す実験をしていたが、セレスティア達に邪魔をされてしまった。
 
 
 
 ・ヘルムクート:狂気の生物学者。
 マターと共にストール鉱山で魔獣を生み出す実験をしていた男。マターとは長い付き合いで、“旦那”と呼ばれている。
 帝国研究所で魔獣を生み出す危険な実験を繰り返していた為、拘束されて牢屋に監禁されていたところをマターに助け出されて、マターと共にサピエル法国に亡命した。
 
 
 
 ・ラーシュ:教皇親衛隊の一人。
 サピエル教の大司教で、教皇を守護する4人の親衛隊の一人。
 グラマーで艶麗な熟女。教皇親衛隊唯一の女性で教皇からの信頼が厚く、教皇の右腕として教皇を補佐している。
 多彩な魔術を自在に扱うことが出来る非常に優秀な魔術師。
 
 
 
 ・セリオ:教皇親衛隊の一人。
 サピエル教の司教で、教皇を守護する4人の親衛隊の一人。
 身長2メートル近い大柄の男。ガタイ通りの堅物な性格でサピエル7世を本物の神様だと信じるくらい信仰心が厚い。
 教皇親衛隊の他にも、サピエル法国軍の総指揮官も務めている。
 自身の魔力を体外に放出して武器や防具や体の一部に纏い強化する、『聖域サンクチュアリ』を切り札としている。
 
 
 
 ・リチェ:教皇親衛隊の一人。
 サピエル教の神官で、教皇を守護する4人の親衛隊の一人。
 身長や顔立ちは平均的、体系や髪型も特徴的なところは一切ない素朴な外見で、『特徴が無いのが特徴』という言葉を体現したかのような男。
 その特徴を生かして、サピエル法国の裏工作全般を担う“特殊工作部隊”の隊長も務めている。
 
 
 
 ・ダン:セリオの副官。
 セリオの副官を務める男。
 セリオが認める程の戦士で、セリオが指揮を執れない時の指揮権を任されている。
 実質サピエル法国軍のナンバー2。
 
 
 
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