第18話 閑話休題:ロボ太郎氏のヒロイン考察
当作品も節目の20話を目前にかなりキャラクターが出揃ってきた。一般的な異世界小説とかだとこのくらいでメインヒロインが固まってたりするもんだけど、待てど暮らせど一向に71の嬉しいチートハーレム展開がやって来ない。
パワーアップ回はあったが、重くて扱いづらい腕が2本増えただけで無双とは程遠い物だった。
これっておかしいよね? 俺は主人公なんだからもっとこう、俺の秘めた力とか前世の記憶で産業革命を起こしたり大金持ちになったりとかの展開があって然るべきだと思うんだよな。
でもロボの体ではチート能力も魔法も無い。機械の体はある意味チートではあるんだが、自分の意志で動かせない上に、仮に幽炉開放して動かせても周りを巻き込んで消滅するリスクがある。これでは何の意味もない。
生前の記憶だって世界から見れば何百年も昔の物で、例えるなら俺の時代に江戸時代の人が来た様なものだ。知識を武器に何かをするのはまず不可能だろう。
神にやり直しを要求したいレベルだ。
まぁ嘆いていても仕方ない。それらの不遇を踏まえた上で、ここからは『どうすれば俺がこの世界でもっと美味しい思いが出来るか?』を考えていきたい。
手っ取り早く考えるならやはりハーレム展開だろう。性欲に溢れた痴女寸前の可愛い女の子達にスキスキオーラ全開で囲まれて、内心ウハウハなのにクールな振りして「俺またなんかやっちゃいました?」とか「関係ないね」とか言ってみたい。
だがしかし、俺の周りの女どもは一筋縄ではいかないクセの強い女ばかりではないか? 当然攻略するとなるとやり方も大きく変わってくる。
ここはひとつ、『ドキばぐメモリアル』を始めとするギャルゲーも嗜む俺様の見立てで、『この退屈で残忍で興味深い世界』にハーレム展開を盛り込むべく考えをまとめてみたいと思う。
まずはヒロイン候補のキャラクター紹介だ。
鈴代 美由希
言わずと知れた俺の相棒で本作品のメインヒロイン。
顔つきと性格は若干キツイが、反射神経抜群で虫相手には負け知らず。充分以上に美少女でスタイルもそこそこ。
スペックの高さ故のプライドの高さがネック。そこを乗り越えられれば見事にデレデレてしてくれる筈。
優等生のシオリちゃんタイプ。
高橋 逸美
縞原重工の技術士。通称『シナモン(自称)』
キャラ立ての瓶底メガネを除けば顔は美人だしスタイルも悪くない。
唯一且つ致命的な欠点は『頭がおかしい』こと。
不思議ちゃん的なポジションだが、むしろマッドサイエンティスト。
方向性を一歩間違えば世界征服ロボとか造りそうなヒモオさんタイプ
仲村渠 香奈
円盤頭こと24式丙型のパイロット。
明るくてサバサバしている性格。胸も尻も大きいし腰も細い。
だが色気がゼロなので、気がつくと母ちゃんと話している様な気になる。
男女で区別なく対応できて、男相手に平気でプロレス技とか掛けてくるタイプ。
『男女間で友情が成り立つ』と思っていて、いざ好きな男が出来ると途端に挙動不審になるパターン。
まぁユミちゃんタイプとキヨカワさんタイプの混合だな。
武藤 舞子
赤い機体の小隊長。声はハスキーなのに顔と体型は中学生のロリババァ。
外見は可愛いけど性格は怖い。
本来主人公とは恋仲にはならない教師とか義姉とかの隠しキャラ的な禁断系ヒロインポジ。
残念だけど一周目だから(?)俺との親交イベントは今後も多分無いだろう。
角倉 円
円盤頭の幽炉の中の人。あれはもぉ異星人。正直同じ人類とは思えないレベル。
決して悪い子では無いのだけれども、住む世界が違いすぎて普通のコミュニケーションにすら不具合がある。
ヒロイン属性で見ると友達へのハードルはすごく低く、友達感覚で簡単に体を許したりするが、いざ本気の恋人へのハードルとなるとやたらと高くなるアサヒナタイプ
アンジェラ
高橋が持ち込んだ自我を持つ(?)メンタルケアAI
性格的には一番まともで優しくて気が利く。
顔も美少女、スタイルはデフォルメされて寸詰まりだが、今度高橋に頼んで等身を上げてもらおう。
結構わかりやすく俺に好意を寄せているようにも見える。
ちょっとメンタルが弱くてすぐ泣くけど、それが『守ってやりたい』と思わせる面を強調している。
可愛いのに最初から好感度が高くて、特に何もしなくても勝手に好きになってくれる攻略しやすいニジノさんタイプ。
ゲームに慣れるための初心者向けキャラ的な扱いだが、パターン的に尽くす性格の子も多く、それ故にタイトルヒロインよりも人気が出る事が多い。俺もその手のチョロイン(チョロい系ヒロイン)は大好きだ。
よし、情報を整理したところで各々の攻略法に移ろう。
まずは鈴代ちゃんだが、こういった秀才タイプの女の子が往々にして男に求めるのは『自分が好きになる男性には全てに於いて自分より上であって欲しい』とかだったりするので、学業運動ともにトップレベルにならないと振り向いてすら貰えない。
そこで重要になってくるのが……。
「…ふーん、71ったらこんな夢を見てるんだぁ…?」
「まぁ、しょうが無いよ男の子だもん。とりあえずアンジェラちゃんは明日からヒゲでも生やしてみようか?」
「えぇっ? そんなヒドイ! 私が何をしたって言うんですか?!」
「しーっ、静かにしなよ。71が目を覚ましちゃうだろ」
夜の格納庫、『輝甲兵は電気羊の夢を見るか?』作戦の為に密かに集まった女3人プラス1。
全員でスリープ状態の71の思考を盗み見ながら静かに盛り上がっていた。
パワーアップ回はあったが、重くて扱いづらい腕が2本増えただけで無双とは程遠い物だった。
これっておかしいよね? 俺は主人公なんだからもっとこう、俺の秘めた力とか前世の記憶で産業革命を起こしたり大金持ちになったりとかの展開があって然るべきだと思うんだよな。
でもロボの体ではチート能力も魔法も無い。機械の体はある意味チートではあるんだが、自分の意志で動かせない上に、仮に幽炉開放して動かせても周りを巻き込んで消滅するリスクがある。これでは何の意味もない。
生前の記憶だって世界から見れば何百年も昔の物で、例えるなら俺の時代に江戸時代の人が来た様なものだ。知識を武器に何かをするのはまず不可能だろう。
神にやり直しを要求したいレベルだ。
まぁ嘆いていても仕方ない。それらの不遇を踏まえた上で、ここからは『どうすれば俺がこの世界でもっと美味しい思いが出来るか?』を考えていきたい。
手っ取り早く考えるならやはりハーレム展開だろう。性欲に溢れた痴女寸前の可愛い女の子達にスキスキオーラ全開で囲まれて、内心ウハウハなのにクールな振りして「俺またなんかやっちゃいました?」とか「関係ないね」とか言ってみたい。
だがしかし、俺の周りの女どもは一筋縄ではいかないクセの強い女ばかりではないか? 当然攻略するとなるとやり方も大きく変わってくる。
ここはひとつ、『ドキばぐメモリアル』を始めとするギャルゲーも嗜む俺様の見立てで、『この退屈で残忍で興味深い世界』にハーレム展開を盛り込むべく考えをまとめてみたいと思う。
まずはヒロイン候補のキャラクター紹介だ。
鈴代 美由希
言わずと知れた俺の相棒で本作品のメインヒロイン。
顔つきと性格は若干キツイが、反射神経抜群で虫相手には負け知らず。充分以上に美少女でスタイルもそこそこ。
スペックの高さ故のプライドの高さがネック。そこを乗り越えられれば見事にデレデレてしてくれる筈。
優等生のシオリちゃんタイプ。
高橋 逸美
縞原重工の技術士。通称『シナモン(自称)』
キャラ立ての瓶底メガネを除けば顔は美人だしスタイルも悪くない。
唯一且つ致命的な欠点は『頭がおかしい』こと。
不思議ちゃん的なポジションだが、むしろマッドサイエンティスト。
方向性を一歩間違えば世界征服ロボとか造りそうなヒモオさんタイプ
仲村渠 香奈
円盤頭こと24式丙型のパイロット。
明るくてサバサバしている性格。胸も尻も大きいし腰も細い。
だが色気がゼロなので、気がつくと母ちゃんと話している様な気になる。
男女で区別なく対応できて、男相手に平気でプロレス技とか掛けてくるタイプ。
『男女間で友情が成り立つ』と思っていて、いざ好きな男が出来ると途端に挙動不審になるパターン。
まぁユミちゃんタイプとキヨカワさんタイプの混合だな。
武藤 舞子
赤い機体の小隊長。声はハスキーなのに顔と体型は中学生のロリババァ。
外見は可愛いけど性格は怖い。
本来主人公とは恋仲にはならない教師とか義姉とかの隠しキャラ的な禁断系ヒロインポジ。
残念だけど一周目だから(?)俺との親交イベントは今後も多分無いだろう。
角倉 円
円盤頭の幽炉の中の人。あれはもぉ異星人。正直同じ人類とは思えないレベル。
決して悪い子では無いのだけれども、住む世界が違いすぎて普通のコミュニケーションにすら不具合がある。
ヒロイン属性で見ると友達へのハードルはすごく低く、友達感覚で簡単に体を許したりするが、いざ本気の恋人へのハードルとなるとやたらと高くなるアサヒナタイプ
アンジェラ
高橋が持ち込んだ自我を持つ(?)メンタルケアAI
性格的には一番まともで優しくて気が利く。
顔も美少女、スタイルはデフォルメされて寸詰まりだが、今度高橋に頼んで等身を上げてもらおう。
結構わかりやすく俺に好意を寄せているようにも見える。
ちょっとメンタルが弱くてすぐ泣くけど、それが『守ってやりたい』と思わせる面を強調している。
可愛いのに最初から好感度が高くて、特に何もしなくても勝手に好きになってくれる攻略しやすいニジノさんタイプ。
ゲームに慣れるための初心者向けキャラ的な扱いだが、パターン的に尽くす性格の子も多く、それ故にタイトルヒロインよりも人気が出る事が多い。俺もその手のチョロイン(チョロい系ヒロイン)は大好きだ。
よし、情報を整理したところで各々の攻略法に移ろう。
まずは鈴代ちゃんだが、こういった秀才タイプの女の子が往々にして男に求めるのは『自分が好きになる男性には全てに於いて自分より上であって欲しい』とかだったりするので、学業運動ともにトップレベルにならないと振り向いてすら貰えない。
そこで重要になってくるのが……。
「…ふーん、71ったらこんな夢を見てるんだぁ…?」
「まぁ、しょうが無いよ男の子だもん。とりあえずアンジェラちゃんは明日からヒゲでも生やしてみようか?」
「えぇっ? そんなヒドイ! 私が何をしたって言うんですか?!」
「しーっ、静かにしなよ。71が目を覚ましちゃうだろ」
夜の格納庫、『輝甲兵は電気羊の夢を見るか?』作戦の為に密かに集まった女3人プラス1。
全員でスリープ状態の71の思考を盗み見ながら静かに盛り上がっていた。