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作者: 三毛猫 未異美♪
美鈴、本格的に戦闘が開始したみたいです
マグドラスは未だに本人だと信じられずドラバルトへと魔法を放つ。それをみてドラバルトも魔法を放ち攻撃するが……。
 額に汗を掻きマグドラスは、ドラバルトの威圧に押され後退する。
 
 それをみてドラバルトは、“どうだっ!”と言わんばかりの態度で「ガハハハッ、」と笑った。
 
「どうした。攻撃してこないのか?」
 
「クッ、ならば。これならどうだぁぁぁぁっ―― ――」
 
 そう言いマグドラスは、全身を纏う炎の火力を上げ「グォォォォォッー!!」と咆哮を上げる。
 
 それと同時に詠唱し始めた。
 
 《グラル紅蓮  ファイブノマ炎舞ドンバギ!!爆撃
 
 すると魔法陣が展開していく。――洞窟内は熱せられ暑い。
 
 それをみたドラバルトは、ニヤリと口角を上げ攻撃の体勢をとる。
 
「やっと本気を出したようだな。だが甘い、甘すぎるぞ。そんな魔法で、俺を倒せるとでも思っているのか?」
 
 そう言い放つと、両脇に手を広げ掌に力を込める。と同時に、ビリビリと電気が両方の掌を覆った。
 
 魔法陣を展開している中マグドラスは、それをみて一瞬『まさか……』と思う。しかし『いや、そんなはずはない』と思いとどまる。
 
 更に魔法陣が展開していく。
 
 ドラバルトは、更に掌に力を込めながら「ウオォォォーッ!!」と叫んだ。
 
 《ブロイドゴル雷龍  プラヤギド電槍 ラグバギ!!乱撃
 
 そう呪文を唱えると、両掌の電気の塊がビリビリ音を立てて一気に膨れ上がっていく。それと共に両手を斜め前上に翳す。その後、共鳴し合い一つの馬鹿でかい電気の塊へと変化する。
 
 そんな中、マグドラスの魔法陣が全て展開し終えた。と同時に大きな口を開け、炎の魔法を放つ。
 
 マグドラスから放たれた魔法は、幾重もの炎の渦を作っていく。それは次第に大きな炎の渦となり、ドラバルトへと向かう。
 
 一方ドラバルトは、無数の炎の渦が自分の方に向かって来ていたが眉一つピクリともさせない。
 
 それどころか『さあ、こい』と思い、口角を上げ嬉しそうな表情を浮かべている。
 
 馬鹿でかい電気の塊は更に大きくなり、ゴォォォォ――――という轟音と共に洞窟内を激しく揺らす。
 
 ドラバルトは、今だと狙いを定め電気の塊を「ドリャァァァーッ!? と叫び、向かいくる無数の炎の渦に目掛け放つ。
 
 ――――ドガァァァァーンっ!! ……――――
 
 途轍もない轟音と共に馬鹿でかい電気の塊が無数の炎の渦に当たり大爆発する。
 
 洞窟内には、その爆発によって周囲がみえない程の煙が立ち込めた。そして地響きと共に激しく揺れ、ガラガラ、ドサドサと天井が崩れ大小様々な岩石が無造作に落ちる。
 
 
 
 一方その頃、美鈴は大きな岩の物陰からその様子をみていた。
 
 だが目の前でとんでもないことが起き、どうしたらいいのかと思う。だが、ここにいると危険だと思い遠ざかり封印された扉までくる。
 
 逃げる中、天井から岩石が無数に落ちて来て美鈴の体の至る所に当たり傷だらけだ。
 
 美鈴は岩でできてる大きな扉に寄りかかった。
 
「ハァハァ……痛……。なんとかここまで逃げて来たけど。まさか、ここまで凄いことになるなんて、」
 
 だが、あまりの痛さに寄りかかっているのも困難だ。
 
(……いったい、どうなるの? 恐らく、このままじゃ洞窟が崩壊する……)
読んでくれてありがとうございますヽ(^o^)

『今回、珍しく擬音が多くない?』…by美鈴
『確かに多いのニャ。……あーそういえば、あの作者。誰かの作品を読んで、なんかブツブツ言いながら頷いてたニャ』…byヴァウロイ
『そっか、なるほどねぇ。その作品の戦闘シーンの真似したのかぁ。って、そんなことしていいの?』…by美鈴
『さぁ、知らないのニャ。╮(´-ω-`)╭……』…byヴァウロイ
『……壁|ω・*)コソッ……ちょいまずかったかなぁ……σ^_^;……(〃..)) ペコッ……』…by作者

と、いう事で……∩^ω^∩
では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)
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