残酷な描写あり
第72話 トンベンマガスガトリクト五世
「ふはは!! 育ったぞ!!
魔の統べるこの大地、
悪魔国ヘビュートを媒介として
トンベンマガスガトリクト五世が!!」
悪竜トンベンマガスガトリクト五世、その姿は、超大国ユジリアに出現したそれとも異なり、ヘビュートに広がる暗雲そのものであった、
いわば宙に浮き、大地を見下ろし、この世を闇に変えているその存在自体が、
巨大な竜として進化しとぐろを巻いているのである。
「ばかな!!巨大すぎる、あんなものが!!」
「存在するのか!? ひと塊の雲海が竜になったというのか」
悪魔王セイカリテルは、
「はっはっはっは! よくもやりおる! これが貴様の狙いか悪竜使いよ!! この巨大さ魔力の確かさ、地上毎焼き払うつもりか!! 愚か者めが!!!」
「愚か、愚かと言いますか、争いの答えそのものである悪竜王トンベンマガスガトリクト五世を前にしてその言葉を出せるとは、大したものですな! 悪魔王どのは!」
「何度なく自らの手に余るものを呼び出しては、それが瓦解するさまを見たのであろう、我らが、ただただ、悪竜に押しつぶされるものだと思ったか!! 立ち上がれ! 悪魔王城ヘビュートよ!!!」「城が!?」「やつらの城が!!」「城が」
悪魔王セイカリテルの声に呼応して、悪魔王城は立ち上がり、天を雲として覆っている悪竜王トンベンマガスガトリクト五世に手を伸ばし掴み取り、その本丸あたりにある大口で喰らいはじめた!!
「この暗雲、元はと言えば、魔族のもの、悪竜めごときのみに食らわせるものではないわ!! 掛かってこい悪竜王トンベンマガスガトリクト五世!!!」
「よくもやる! ならそのイカズチを見せてやれ! トンベンマガスガトリクト五世!」 咆哮にもにた、爆音とともに、竜の全身から稲光が発せられ、大地を焼く、
このさいに命を失った兵の数、数千を越え、あまりにも巨大な規模で繰り広げられる、悪魔王城と悪竜王の戦いにユジリアは、「ええい!!我らは手をこまねいて見ていることしか出来ぬのか!!」「いや、手はある!」将軍! 将軍! 将軍!!
「我らが禁忌として封じた異世界魔導転生速射砲は密かに改良を加え、一撃で敵を粉砕する砲塔へと進化を遂げたのだ、だがこれは強制異世界転生ではなく、志願兵による大砲、入りたいものが居なければ使えぬのだが」
「将軍! 僕に任せてください!」「異世界転生人の一派がものか! だが使って命の保証はないぞ!」「いいのです! 元より神に与えられた命! 打ち砕けるなら、思う存分に使ってやってください!」「わたしも!」「ぼくもです!」
元は強制徴収によって速射砲として使っていたものであるが、これが歴戦のものの志願制でなされる一発一発に重みをもった砲へと改良されている。このため、今までの威力の何千倍という出力を必要とするため、ユジリア同盟の魔法使い隊の魔力を一気に焦点化することで、これを可能とした異世界転生高出力魔導砲である。
「では装填するぞ、悪竜王トンベンマガスガトリクト五世めがけて!!」
「ええ、いきます、第一射発射!!」
悪竜王と悪魔王城の殴り合いは予想以上に続き、城の規模よりも何千倍も体積を持った悪竜王であるにもかかわらず、それを簡単にこなして殴りつけるすばやさを兼ね備えている悪魔王城である。 が、そこに!!
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
悪竜王トンベンマガスガトリクト五世を穿ち、天に穴をあけ、光が差し込んだ!!
「これはもはや光線! このまま砲塔を制御して、悪竜王を切取れ!!!!」
天を割く光が、悪竜王を切り裂いて二つに切り分ける超威力!
これがユジリア同盟一体となった異世界転生高出力魔導砲の威力である!!
「よくもやってくれたな!! ユジリア!! どうなっても知らんぞ!!!」
「よそ見か、悪竜使い!! よく見ていろ!
我らが居城が貴様の龍を屠るところをなぁ!」
悪魔王セイカリテルの一声で、悪竜王を引きちぎっては喰らう、悪魔王城ヘビュートのそのチカラは圧倒的なもの!
「いまいちどイカズチをお見舞いしてやれ!!」
悪竜王トンベンマガスガトリクト五世が放つ雷鳴は全てを飲み込まんという勢いで、
怒号と同じくして、大地を割き、焼き払うたびに、何千の兵士が魔族が悲鳴も上げれぬままに、焼け散って蒸発していった。
「このような戦いを続けては! どちらも壊滅するぞ!!」
「知ったことではない、滅んでしまえユジリア!!」
「いやくたばるのは貴様だ!悪竜王!!!!」
三つ巴の戦いは激戦を極め、この世界の命運を孕んで戦いが続く!
魔の統べるこの大地、
悪魔国ヘビュートを媒介として
トンベンマガスガトリクト五世が!!」
悪竜トンベンマガスガトリクト五世、その姿は、超大国ユジリアに出現したそれとも異なり、ヘビュートに広がる暗雲そのものであった、
いわば宙に浮き、大地を見下ろし、この世を闇に変えているその存在自体が、
巨大な竜として進化しとぐろを巻いているのである。
「ばかな!!巨大すぎる、あんなものが!!」
「存在するのか!? ひと塊の雲海が竜になったというのか」
悪魔王セイカリテルは、
「はっはっはっは! よくもやりおる! これが貴様の狙いか悪竜使いよ!! この巨大さ魔力の確かさ、地上毎焼き払うつもりか!! 愚か者めが!!!」
「愚か、愚かと言いますか、争いの答えそのものである悪竜王トンベンマガスガトリクト五世を前にしてその言葉を出せるとは、大したものですな! 悪魔王どのは!」
「何度なく自らの手に余るものを呼び出しては、それが瓦解するさまを見たのであろう、我らが、ただただ、悪竜に押しつぶされるものだと思ったか!! 立ち上がれ! 悪魔王城ヘビュートよ!!!」「城が!?」「やつらの城が!!」「城が」
悪魔王セイカリテルの声に呼応して、悪魔王城は立ち上がり、天を雲として覆っている悪竜王トンベンマガスガトリクト五世に手を伸ばし掴み取り、その本丸あたりにある大口で喰らいはじめた!!
「この暗雲、元はと言えば、魔族のもの、悪竜めごときのみに食らわせるものではないわ!! 掛かってこい悪竜王トンベンマガスガトリクト五世!!!」
「よくもやる! ならそのイカズチを見せてやれ! トンベンマガスガトリクト五世!」 咆哮にもにた、爆音とともに、竜の全身から稲光が発せられ、大地を焼く、
このさいに命を失った兵の数、数千を越え、あまりにも巨大な規模で繰り広げられる、悪魔王城と悪竜王の戦いにユジリアは、「ええい!!我らは手をこまねいて見ていることしか出来ぬのか!!」「いや、手はある!」将軍! 将軍! 将軍!!
「我らが禁忌として封じた異世界魔導転生速射砲は密かに改良を加え、一撃で敵を粉砕する砲塔へと進化を遂げたのだ、だがこれは強制異世界転生ではなく、志願兵による大砲、入りたいものが居なければ使えぬのだが」
「将軍! 僕に任せてください!」「異世界転生人の一派がものか! だが使って命の保証はないぞ!」「いいのです! 元より神に与えられた命! 打ち砕けるなら、思う存分に使ってやってください!」「わたしも!」「ぼくもです!」
元は強制徴収によって速射砲として使っていたものであるが、これが歴戦のものの志願制でなされる一発一発に重みをもった砲へと改良されている。このため、今までの威力の何千倍という出力を必要とするため、ユジリア同盟の魔法使い隊の魔力を一気に焦点化することで、これを可能とした異世界転生高出力魔導砲である。
「では装填するぞ、悪竜王トンベンマガスガトリクト五世めがけて!!」
「ええ、いきます、第一射発射!!」
悪竜王と悪魔王城の殴り合いは予想以上に続き、城の規模よりも何千倍も体積を持った悪竜王であるにもかかわらず、それを簡単にこなして殴りつけるすばやさを兼ね備えている悪魔王城である。 が、そこに!!
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
悪竜王トンベンマガスガトリクト五世を穿ち、天に穴をあけ、光が差し込んだ!!
「これはもはや光線! このまま砲塔を制御して、悪竜王を切取れ!!!!」
天を割く光が、悪竜王を切り裂いて二つに切り分ける超威力!
これがユジリア同盟一体となった異世界転生高出力魔導砲の威力である!!
「よくもやってくれたな!! ユジリア!! どうなっても知らんぞ!!!」
「よそ見か、悪竜使い!! よく見ていろ!
我らが居城が貴様の龍を屠るところをなぁ!」
悪魔王セイカリテルの一声で、悪竜王を引きちぎっては喰らう、悪魔王城ヘビュートのそのチカラは圧倒的なもの!
「いまいちどイカズチをお見舞いしてやれ!!」
悪竜王トンベンマガスガトリクト五世が放つ雷鳴は全てを飲み込まんという勢いで、
怒号と同じくして、大地を割き、焼き払うたびに、何千の兵士が魔族が悲鳴も上げれぬままに、焼け散って蒸発していった。
「このような戦いを続けては! どちらも壊滅するぞ!!」
「知ったことではない、滅んでしまえユジリア!!」
「いやくたばるのは貴様だ!悪竜王!!!!」
三つ巴の戦いは激戦を極め、この世界の命運を孕んで戦いが続く!