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作者: タアアタ
残酷な描写あり
第9話 褒賞
悪文を記さねばならない、
もっと釣り上がるはずだった竜の首を、
わずかな値打ちで取ったものの責任で、
「てへえ」
剣豪、魔法使い、僧侶、盗賊、文士見習い!
タメク!イセイ!シングレ!ダノマ!アヤト!
「はい!」
「そなたらの働きを称して
 褒賞と国宝の盾を授けよう!」
「ありがたきしあわせ!」
「いや、こうもはやく文筆がすすむとはな!
 それに読みやすい!
 ご苦労であったな! アヤト!」
「てへえ」
「世界に冠するすべてがそなたら五人を
 祝福してのことだろう! 五人豊かに!」
このような記録をつける派目とは、
「一等文士がそなたらの活躍を
 書き残し、我らは語り継ぐだろう!
 五人の勇士よ!!」
「やったね」
まったく
まったく
つまらない
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