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残酷な描写あり
ダグル迷宮の第一階層……調べると談話
エルはシルフィアとログスとララファと共にダグル迷宮の第一階層に居て……。
 ここはダグル迷宮の第一階層。中は洞窟のような雰囲気だ。
 
 あれからエルとシルフィアとログスとララファは、ここに来ていた。
 
 エルは周囲を見渡す。
 
(ここがダグル迷宮の一階層、か。先がみえない……。一応、所々に明かりが灯っている。みた感じ、あとから設置されたみたいだな)
 
 そう思い岩壁に目掛け左手を翳した。
 
 《エステルス・サーチ!!》
 
 そう魔法を唱える。すると手を翳している岩壁に魔法陣が現れた。それと同時に、エルの頭の中に岩壁の情報が入ってくる。
 
「ここの岩壁は、特殊な呪術が施されているみたいだな」
「エル、それって……どういう事?」
 
 そうシルフィアが問うとエルは、地面に落ちている小石を拾う。その後、岩壁に目掛け小石を軽く投げた。
 すると岩壁が発光し小石を弾く。その時、古代文字が浮かび上がる。だが小石を弾いたと同時に、すぐ消えた。
 
「岩壁が、石を弾いた!?」
「ログス、それだけじゃない。文字が浮かび上がった。それも古代文字だ」
「そうなると……エル。ここの岩壁に施されている呪術は、最古のものってことよね?」
 
 そうシルフィアに聞かれエルは頷く。
 
「そうなるな。ってことは、このダグル迷宮自体……。断言はできないが、遥か昔に……人口的に造られたものかもしれない」
「人口的って、昔の人が何かの目的で造った……ってことだよね」
 
 そう言いララファは首を傾げる。
 
「ああ、古代文字が現れたってことは……そういう事だ」
「でも、なんのためにこんな迷宮を造ったんだろう?」
「さあな。てかシルフィアも知らないのか?」
 
 エルがそう聞くとシルフィアは、苦笑いをし首を横に振った。
 
「そうね……私は、この迷宮のことを全て知ってる訳じゃない。それにこの町に住みついてる訳って、仕事があるからだし」
「……そういう事か。確かに、みた限り……。この迷宮のお陰で、この町に人が集まっているみたいだしな」
「ええ、そうなるわね。みんな金が目当てで、ここにくるから。……エルは違うの?」
 
 そうシルフィアに問われエルは、考えたあと口を開く。
 
「俺は……確かに半分はそうだ。だが、もう半分はこの迷宮を調べるために……」
「調べるためって……依頼?」
「シルフィア。依頼……そうだな、そういう事だ」
 
 そうエルが言うと三人共に不思議に思い首を傾げる。
 
「んー、なんか理由がありそうね。でも、言いたくないならいいわ。それより、先に進みましょう」
「すまない。……そうだな、ここに居ても仕方がない」
 
 そうエルが言うと三人は頷く。
 
 そしてその後四人は、迷宮の奥へと進んで行ったのだった。
読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)

では、次話もよろしくお願いします(*^▽^*)
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