▼詳細検索を開く
作者: 犬物語
【英語】学校じゃ教えない"あいさつ"で使える英語
まさか今でも

Hello! My name is 〇〇

I'm 〇〇! How are you?

I'm fine thank you. and you?

なんて会話繰り広げられてないよね?
 世界にゃ80億人ものヒューマンがステイしています

 それぞれのカントリーで日々サヴァイブしてるのですが、そこでは様々なランゲージが飛び交っており、わたしたちはジャパニーズを使って日々を送っております

 え? なんか読みにくいって? それはね、言葉の端々に英語を盛り込んでいるからなのよ。知らないことばなんて理解しようがないけど、英語はまあ知ってなくはないから理解できる、けどそんな使い方しないから混乱しちゃう

 国同士が仲良くなる、その国に暮らす人同士が仲良くなるには『言葉の壁』ってヤツが大きいのね。まあ、中には歌やダンス、そのほかのツールで活躍して「ことばなんて関係ない!」と言えちゃううらやましい人間がいるんですけど、やっぱりコミュニケーションをとるには共通した言葉があればべんりじゃん?

 現状、世界でもっとも使われてる言葉は『英語』とされています。ネイティブ的には中国語がイチバンらしいんだけど、世界では第二言語として英語を話す人がたくさーーーーーーんいて、それを加味すると英語は世界共通語とまで言われるくらいには浸透してる

 日本でも教科的には『外国語』とされてるけど、教えてるのは実質英語じゃん? ――ってことで、今回は英語に関するお話、基本中の基本である『あいさつ』について書いていきましょう





:あいさつはさいしょのひとことがかんじんだよね!:

「はじめまして。わたしの名前は〇〇です。どうぞよろしくおねがいします」

「ご丁寧にありがとうございます。わたしの名前は〇〇です。こちらこそよろしくおねがいします」

 初対面のあいさつとして、日本語ではこんな流れになるでしょうか。まあ、確かにはじめて会う人に対して「オッスオラ〇〇!」なんて言う人はいな、いやいるかもしんないけどそれは絶滅危惧種じゃん? でも上記で紹介したあいさつ文はちょっちカタ過ぎるというか、どこの社交パーティーだ的なツッコミがありそうですね

 ゼッタイってわけじゃないけど、たぶん初対面でもさ、カジュアルなシーンで挨拶するときはもうちょっち砕けた文章になると思うのよ。上記のなんかは社交パーティーとかガチガチに緊張した新社会人とかちょっとドキがムネムネしちゃう転入生とかそんくらいじゃない?

 ――ドキがムネムネはさいきんの若い子には通じないか(オッサン並の感想

 英語の定番挨拶として[ Hello ]がありますね。日本語の「こんにちは」にあたる言葉ですが、これ日常の挨拶として使うにはちょっちカタい・・・んです

 普段使いのあいさつならハーイ[ Hi ]がいい感じ。なんだったらヘーイ[ Hey ]でもいいのですよ

 日本語でもさ、気がしれた友人相手に「こんにちは」は言わないじゃん? たとえば「よっ」とか「ちわ~」とか「おう」的な感じになるじゃん?

 Helloはちょっとおカタいのです。英語圏だと初対面とか、ビジネスシーンでも社内の人間に[ Hello ]はそうそう使わないそうです。英語はことばそのものより言い方というか、まあ言葉にあらわれない非言語情報を重視するのでやわらかい言い方で「はぁ~い」って言うとわりと汎用性が高くなるんです。逆に、おなじでもケンカを売るような感じで「ハーイ」言うたらアカンぜよ?

 ちなみに[ Hello,Hi,Hey ]はすべての時間につかえるあいさつです。日本語訳だと「こんにちは」だけど深夜帯でも言えるし状況を選ばないあいさつ文としては有用的ですね

 カジュアルな場面なら遠慮なく[ Hi ]を使ってみましょう。ちなみに[ Good morning ]系のあいさつはカジュアルシーンでも活用できます。もっとフランクにいきたいならGoodを抜かして[ Morning ]だけでもあいさつ扱いになるので、こなれた相手には積極的に使っていきましょう





:いい感じにあいさつしましょ?:

 どんな人でもまずは自己紹介しないとね。ってことで、えー英語式のイントロデュースをやっていきたいのですが……時代がすすんでるけど、まだ学校じゃこんな会話になってませんか?

My name is 〇〇. Nice to meet you

I'm 〇〇. Nice to meet you too, How are you?

I'm Fine thank you, and you?

 まちがいではないです。っていうか学校は英語を学問として習うので正解っちゃあ正解です。が、カジュアルな英語としておしゃべりしたいなら、もうちょっと砕けた表現を覚えといたほうが良さそうだね。言うてそうそう変わりはありません

 Nice to meet youは初対面の相手にとても丁寧にあいさつしてますし、そのあとの[ How are you? ]も会話のとっかかりとして優秀です。が、そのあとの[ I'm fine thank you ]は使いません。あと[ Fine ]って単語に関して日本人は勘違いしてると思います

 Fineはゲンキとかポジティブでアゲアゲなニュアンスではなく、どっちかってと問題ないとかふつう的な"ノーマル"な雰囲気です。ゲームでいうと『状態異常ナシ』的な感じ

 あと「アナタはどう?」的なニュアンスの[ And you? ]も使わないです。使うとしたら例によって貴族の社交パーティーとかそんなシーンでしょう

 とりあえず「こんにちは、わたしの名前は〇〇だよ。アナタの名前はなに?」的なニュアンスはこんな感じにしてみましょう

Hi, I'm 〇〇



What's your name?
Can I have your name?
May I ask your name?

 わたしの名前は〇〇ですのくだりはぜんぶ[ Hi, I'm 〇〇 ]でいいと思います。名前の訪ね方はいくつかバリエーションがあって、上からカジュアルで下にいくほど丁寧になっていくイメージ。まあでもイチバン下は「アナタの名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」くらいのニュアンスなので丁寧すぎかもしんない。初対面の相手に使うくらいでしょうかね

 日本人もそうだけど、人にはだいたいニックネームってものがあります。なので、より仲良くしたい相手にはニックネームを教えてもらうためこういう言い回しを用意しておきましょう

What should I call you?
 → なんて呼べばいい?

 先生を呼ぶときに使う[ Mr. or Ms. 〇〇 ]とかアレは丁寧どころかもう「〇〇さま」的なニュアンスなので丁寧すぎます。カジュアルシーンではジョークで使うこともあるでしょう。あとは創作物のキャラ付けとか、貴族風で丁寧な物腰の人とかが使いそうだけど実際に使ってる人はいないんじゃね?

 なお[ How are you? ]的な言葉はこんな言い回しもあります。イチバン上からカジュアルな表現になる、はず

What's up?
How goes it?
How's it going?
How are you doing?

 How are youだとお貴族様風味になるので後に[ doing ]を添えておきましょう。ちょっとはマシになります。で、イチバンカジュアルなのは[ What's up ]ですかね。これはもう慣れた友人同士の会話で使うレベル。蛇足として久しぶりに会う人へのあいさつも書いておきましょうかね

Hi! Long time no see! How have you been?
 → よう! 久しぶり! どうしてた?

 久しぶりは[ It's been a while ]って言い方もあるね。で、調子どう? 的な聞き方をされた時の返し方は[ I'm fine ]よりこっちを使ったほうが良さげです

I'm great
 → メチャげんき!
I'm good
 → げんきだよ
Same as usual
 → いつも通りだよ
Not bad
 → 悪くないね

 上から「メチャ元気!」的なニュアンスです。とこどろこどに[ doing ]を添えてもいいですね

 まあ、この挨拶は社交辞令みたいなもんよ。日本語でいう「よっ、げんき?」みたいなアレ。それにわざわざ「そうそう聞いてくれよ、あのさぁ~」って始まったらイロイロとアレじゃん?

 上記のやりとりは『会話のとっかかり』的なアレだと思ってください。そこから会話が始まって「そういやアレさぁ」みたいな文章につながってく――この挨拶のときに[ I'm hungry ]とかは言わないんじゃないでしょうかねぇ……まあ、学校は英語を学ぶ場なので、そういった文章も覚えようという意図なのかもしれない

 なお、ここから会話を続けたい時は、たとえば[ Actually or You know ]を付け足すといいんじゃないでしょうか?

What's up?
 → 調子どう?

I'm doing great, you know. Ah, I bought a new book that about psychology, it's so interesting and ---
 → いい感じだよ。心理学の本を買ったんだけどメチャおもしろくてさぁ――

 いい感じの会話になったでしょ? 学校で習うアレコレも学びつつ、こういう感じに実践向けというか、実際に外国人と会話するような英語も学んでおくことをおすすめします



 ひとつ注意。ひとことで英語言うてもアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語などいろーんな英語があります

 それぞれの地域に独自の英語があり、方言があり、異なった表現方法があります。日本では一般的にアメリカ英語を教わりまして、学校やここで紹介した英語が世界共通で通じるかどうかは未知数。イギリスじゃHelloはカジュアルシーンでも使えるしね

 とはいえ、そういったことを学び続けて英語は上達していきます。今アナタが学んでいる英語は決してムダにはならないので、ぜひぜひ日々イングリッシュにタッチしていただければグレイトフル

 英語も日本語も言語。これは運動的な要素が強く、毎日使い続ければ自然と上達していくスキルです。YouTubeでも本でもなんでも英語に触れる習慣をつけておきましょう。そうすると、気づいたらアナタの口からネイチャーにイングリッシュがスピーキングされていきます

 英語で喋れるようになれば世界がひろがる。アナタの可能性を広げるため、ぜひぜひやってみてはいかがでしょうか?
Twitter