【英語】時間を伝えたい時 at on in の使い分け【めっちゃカンタン】
おなじことばなのにさ、なんで英語ってこんな違うんだろうね
わたしたちにはことばがあります
ことばがあるからこそ、わたしたちは円滑にコミュニケーションができる。出会ったらこんにちは、今日の調子どう? そういやアイツこの前事故っちゃってさぁ、来週テストじゃんだるぅ~、明日映画見に行かね? ――日常のなか、わたしたちは意識せず自然とことばを紡いでいますね
ことばは長い歴史から現在まで受け継がれたものです。育まれた地域や歴史が違えばことばもまったく違うもの。日本語と英語をくらべたら、そりゃあもうまったく違うレベルで違いまくりんぐですよね
まず文字の部品からして違う。わたしたちは『ひらがな、カタカナ、漢字』を使い分け表現するに対し、英語では『アルファベット』を使います。A,B,C,a,b,c...まったく異なる文字ですね
それだけじゃなく文章の組み立て方も異なります。たとえばこういう例なんかどうでしょう?
:日本語:
私はホテルの向かいにあるお店で見たスーツを着てみたいです。
↓
:英語:
I want to try on a suit I saw in a shop that's across the street from the hotel.
まあ他に翻訳しようがあるでしょうが、どちらも文法を守って書いています。さて、英語の順番はどうなってるかな?
:英語を語順そのままムリやり日本語に翻訳:
私、したい、着る、スーツ、私、見た、店、向かい側、ホテル
日本語Varと比較すると、語順が真逆といっていいほど真逆になっていますね。日本語は日本で進化した独自のことば。そして英語はイギリスで誕生して世界に広まっていったことばです。同じ人間がつかうことばなのにどうしてこうも違うんでしょうねぇ
英語は現在世界的な共通言語として扱われています。その人がネイティブで使うことば(たとえば日本語)とは別に、第二言語として英語を選択する人は世界的に多くおり、英語の世界人口は15億人とも言われています。論文のほとんどが英語だし、世界のあっちこっちで英語が使われてる。日本でもけっこー使われてたりするよね?
学校のお勉強でも外国語――すなわち英語は重要な教科のひとつです。テストにも出るしお勉強しとかなアカンですよね? ってことで今回は英語をがんばってみましょう
日本人が英語を習う上でむずかしいもののひとつが『時制』と呼ばれるもの。単語の形が変化することで表現する時間が変化するヤツ。いわゆる過去形とかそういう感じの
seeで「見る」になりsawで「見た」になる。で、それだけだと『過去のいつの時点の話よ?』ってのがわからないので at 6:00 みたいな感じで追加情報を添えておくのがふつう
さて、ここでメンドウな表現が出てきましたね。過去の時点を表現するために"at"なる単語が出てきました。日本語の感覚だと 6:00 だけでいいんじゃね? って思うんだけど英語的には at が必要。これ感覚的な話になるのよ
ほかにも[ I saw you "on" sunday ]となるし[ I saw you "in" spring ]にもなる。この違いを理解しとかないと、テストでヘンな減点をもらっちゃうかもしれない! ――ってことで今回は、時間を示すとき[ at on in ]のどれを使えばいいの? 的な話をやっていきましょう
:それぞれのコアイメージを知ろう:
日本語には"言霊"っていう文化があるね。ことばには"力"が宿ると信じられている信仰で、日本人はこういう感覚があるからこそ『呪文を唱えて魔法を発動する』っていうファンタジーが受け入れられてるのではないかとも思えます
実はコレ、英語でも同じようなことが言えるんです。なぜなら英単語にはイメージがあるからなんです
たとえば[ over ]という単語があります。それだけだと『~以上、~の上』という訳がつきますが、これ実は[ over ]そのもののイメージを掴めばより細かく理解できます
overのコアイメージは『弧を描くように覆う』です。たとえば[ over A ]という文章の場合、Aを弧を描くように覆っているものがあるんです
ファンタジー作品でよく『防御魔法を展開して攻撃をガードする』的な描写あるじゃん? あれ、英語だと over によって細かい表現ができるようになります
The barrier is "over" the person
→ バリアが術者を覆うように(上に)展開された
The barrier is "in front of" the person
→ バリアが術者の前面に展開された
単語のもつイメージによって差を生み出す。これを押さえておくと、英語学習が大きく前進することでしょう
じゃあ本題。時間を指定する[ at on in ]それぞれのイメージはなんでしょう?
:それぞれのコアイメージと使い方:
さいしょに結論を書いちゃいましょう。それぞれのコアイメージは以下の通りです
at
→ ある"一点"
on
→ あるものの"上"
in
→ ある枠の"中"
atは時間の流れを表現せず『一点』に集中します。なので細かい時間を直接指定する際使える単語となります。通常時の例文もいっしょに書いてみましょう
He is studying "at" school
→ 彼は学校で勉強中です
She woke up at seven
→ 彼女は7時に起きた
I can't eat anything at lunchitime
→ 私は昼食時に何も食べられなかった
時間には流れってのがあるけど、atを使う場合は『特定のとある時点』を指定することができます。朝7時などの細かい指定が基本ですが、最後の例のように『昼食を食べる時間』や『午前中』といった特定の1点を指定することも可能です
onはある時間のまとまりの『上に乗る』イメージです。単位としては『◯日』が最もよく使われ、特定の範囲がある場合も on が使われます
The book is "on" the table
→ 本がテーブルの上にある
I'm going to US "on" vacation
→ 私は休暇でアメリカに行く
He plays baseball "on" sunday afternoon
→ 彼は日曜日の午後野球をする
とある何かに乗っかってるのが on のイメージなので、休暇というある程度範囲をもった日数の上に乗るイメージで表現することもできます。on は曜日を表現する際使うので『日曜日の午後』とするときは at ではなく on を使うことに注意しましょう
inは時間をひとかたまりの"枠"と捉えて、その『中』にいるよというイメージです。ある程度幅をもてば in が使えるのでけっこー汎用性がありますね
Dog is "in" the car
→ 犬が車の中にいる
Japan has a rainy season "in" June
→ 日本では6月に雨季がある
She will be back "in" 10 minutes
→ 彼女は10分以内に戻ってくる
ふたつめの例は6月という『長い期間の枠の中』に起きることを表現しています。最後の例は"今"を起点にして10分先までをひとつの枠として、彼女はおそらくその枠の中で戻ってくるだろうという予測をたて話しています
これらのイメージを掴んでおけば、テスト中出てきた『わたしは〇〇時に帰ってきた』的な表現に迷わなくなるでしょう。テストで大いに出てくる問題ですね
at = 時間軸のある"一点"を指す
on = 特定の日や曜日に"乗る"
in = 時間の"枠の中"を表現する
新学期がはじまる季節。お勉強はスタートダッシュが肝心ですぞ?
ここまで解説してきましたが、ぶっちゃけネイティブの方ここまで細かく区切ってない疑惑がわたしの中で浮上してます。まあ上記は『日本人が理解しやすいよう体系化した』っていうのがあるでしょうけど……ネイティブの動画とか見てるとそこまで細かくねー気がするんだよなぁって書くと「じゃあここで紹介した知識はなんなんだよ」ってツッコミがありそうなのでやめときましょう(目そらし
えーっと、とある海外の動画を拝見した際は、これらはより細かく時間を指定したい時に使い分けるニュアンスがありました
大雑把に = in
より細かく = on
メッチャ細かく = at
まあ、コアイメージ通りの使い方だね。日にちや曜日を指定する際[ on ]を使うので、このあたりがネイティブの時間間隔なのでしょう。たぶん[ at night ]でも[ in the night ]でも通じると思う
テストは文法的な間違いを指摘しますが、実際の会話では『通じればいい』ので、まあそのヘンは柔軟にやっていきましょう。もっと深く知りたいって方、英語の動画で恐縮ですがめっさわかりやすそうなモノ見つけたので参考程度にどうぞ
英語でおしゃべりできるようになると世界が広がります。だってことばが通じる人がいっきに10億人以上増えるんだぜ?
そう考えると「すげえ!」ってならない? ――ほか、英語に限らずあれこれな質問あれば遠慮なくコメントいただければ幸い。ここで紹介した多くの知識が、アナタの人生をより楽しくできることを祈っています
YouTubeチャンネル、English with Lucy
ttps://youtu.be/92XBCRYZ1S8
ことばがあるからこそ、わたしたちは円滑にコミュニケーションができる。出会ったらこんにちは、今日の調子どう? そういやアイツこの前事故っちゃってさぁ、来週テストじゃんだるぅ~、明日映画見に行かね? ――日常のなか、わたしたちは意識せず自然とことばを紡いでいますね
ことばは長い歴史から現在まで受け継がれたものです。育まれた地域や歴史が違えばことばもまったく違うもの。日本語と英語をくらべたら、そりゃあもうまったく違うレベルで違いまくりんぐですよね
まず文字の部品からして違う。わたしたちは『ひらがな、カタカナ、漢字』を使い分け表現するに対し、英語では『アルファベット』を使います。A,B,C,a,b,c...まったく異なる文字ですね
それだけじゃなく文章の組み立て方も異なります。たとえばこういう例なんかどうでしょう?
:日本語:
私はホテルの向かいにあるお店で見たスーツを着てみたいです。
↓
:英語:
I want to try on a suit I saw in a shop that's across the street from the hotel.
まあ他に翻訳しようがあるでしょうが、どちらも文法を守って書いています。さて、英語の順番はどうなってるかな?
:英語を語順そのままムリやり日本語に翻訳:
私、したい、着る、スーツ、私、見た、店、向かい側、ホテル
日本語Varと比較すると、語順が真逆といっていいほど真逆になっていますね。日本語は日本で進化した独自のことば。そして英語はイギリスで誕生して世界に広まっていったことばです。同じ人間がつかうことばなのにどうしてこうも違うんでしょうねぇ
英語は現在世界的な共通言語として扱われています。その人がネイティブで使うことば(たとえば日本語)とは別に、第二言語として英語を選択する人は世界的に多くおり、英語の世界人口は15億人とも言われています。論文のほとんどが英語だし、世界のあっちこっちで英語が使われてる。日本でもけっこー使われてたりするよね?
学校のお勉強でも外国語――すなわち英語は重要な教科のひとつです。テストにも出るしお勉強しとかなアカンですよね? ってことで今回は英語をがんばってみましょう
日本人が英語を習う上でむずかしいもののひとつが『時制』と呼ばれるもの。単語の形が変化することで表現する時間が変化するヤツ。いわゆる過去形とかそういう感じの
seeで「見る」になりsawで「見た」になる。で、それだけだと『過去のいつの時点の話よ?』ってのがわからないので at 6:00 みたいな感じで追加情報を添えておくのがふつう
さて、ここでメンドウな表現が出てきましたね。過去の時点を表現するために"at"なる単語が出てきました。日本語の感覚だと 6:00 だけでいいんじゃね? って思うんだけど英語的には at が必要。これ感覚的な話になるのよ
ほかにも[ I saw you "on" sunday ]となるし[ I saw you "in" spring ]にもなる。この違いを理解しとかないと、テストでヘンな減点をもらっちゃうかもしれない! ――ってことで今回は、時間を示すとき[ at on in ]のどれを使えばいいの? 的な話をやっていきましょう
:それぞれのコアイメージを知ろう:
日本語には"言霊"っていう文化があるね。ことばには"力"が宿ると信じられている信仰で、日本人はこういう感覚があるからこそ『呪文を唱えて魔法を発動する』っていうファンタジーが受け入れられてるのではないかとも思えます
実はコレ、英語でも同じようなことが言えるんです。なぜなら英単語にはイメージがあるからなんです
たとえば[ over ]という単語があります。それだけだと『~以上、~の上』という訳がつきますが、これ実は[ over ]そのもののイメージを掴めばより細かく理解できます
overのコアイメージは『弧を描くように覆う』です。たとえば[ over A ]という文章の場合、Aを弧を描くように覆っているものがあるんです
ファンタジー作品でよく『防御魔法を展開して攻撃をガードする』的な描写あるじゃん? あれ、英語だと over によって細かい表現ができるようになります
The barrier is "over" the person
→ バリアが術者を覆うように(上に)展開された
The barrier is "in front of" the person
→ バリアが術者の前面に展開された
単語のもつイメージによって差を生み出す。これを押さえておくと、英語学習が大きく前進することでしょう
じゃあ本題。時間を指定する[ at on in ]それぞれのイメージはなんでしょう?
:それぞれのコアイメージと使い方:
さいしょに結論を書いちゃいましょう。それぞれのコアイメージは以下の通りです
at
→ ある"一点"
on
→ あるものの"上"
in
→ ある枠の"中"
atは時間の流れを表現せず『一点』に集中します。なので細かい時間を直接指定する際使える単語となります。通常時の例文もいっしょに書いてみましょう
He is studying "at" school
→ 彼は学校で勉強中です
She woke up at seven
→ 彼女は7時に起きた
I can't eat anything at lunchitime
→ 私は昼食時に何も食べられなかった
時間には流れってのがあるけど、atを使う場合は『特定のとある時点』を指定することができます。朝7時などの細かい指定が基本ですが、最後の例のように『昼食を食べる時間』や『午前中』といった特定の1点を指定することも可能です
onはある時間のまとまりの『上に乗る』イメージです。単位としては『◯日』が最もよく使われ、特定の範囲がある場合も on が使われます
The book is "on" the table
→ 本がテーブルの上にある
I'm going to US "on" vacation
→ 私は休暇でアメリカに行く
He plays baseball "on" sunday afternoon
→ 彼は日曜日の午後野球をする
とある何かに乗っかってるのが on のイメージなので、休暇というある程度範囲をもった日数の上に乗るイメージで表現することもできます。on は曜日を表現する際使うので『日曜日の午後』とするときは at ではなく on を使うことに注意しましょう
inは時間をひとかたまりの"枠"と捉えて、その『中』にいるよというイメージです。ある程度幅をもてば in が使えるのでけっこー汎用性がありますね
Dog is "in" the car
→ 犬が車の中にいる
Japan has a rainy season "in" June
→ 日本では6月に雨季がある
She will be back "in" 10 minutes
→ 彼女は10分以内に戻ってくる
ふたつめの例は6月という『長い期間の枠の中』に起きることを表現しています。最後の例は"今"を起点にして10分先までをひとつの枠として、彼女はおそらくその枠の中で戻ってくるだろうという予測をたて話しています
これらのイメージを掴んでおけば、テスト中出てきた『わたしは〇〇時に帰ってきた』的な表現に迷わなくなるでしょう。テストで大いに出てくる問題ですね
at = 時間軸のある"一点"を指す
on = 特定の日や曜日に"乗る"
in = 時間の"枠の中"を表現する
新学期がはじまる季節。お勉強はスタートダッシュが肝心ですぞ?
ここまで解説してきましたが、ぶっちゃけネイティブの方ここまで細かく区切ってない疑惑がわたしの中で浮上してます。まあ上記は『日本人が理解しやすいよう体系化した』っていうのがあるでしょうけど……ネイティブの動画とか見てるとそこまで細かくねー気がするんだよなぁって書くと「じゃあここで紹介した知識はなんなんだよ」ってツッコミがありそうなのでやめときましょう(目そらし
えーっと、とある海外の動画を拝見した際は、これらはより細かく時間を指定したい時に使い分けるニュアンスがありました
大雑把に = in
より細かく = on
メッチャ細かく = at
まあ、コアイメージ通りの使い方だね。日にちや曜日を指定する際[ on ]を使うので、このあたりがネイティブの時間間隔なのでしょう。たぶん[ at night ]でも[ in the night ]でも通じると思う
テストは文法的な間違いを指摘しますが、実際の会話では『通じればいい』ので、まあそのヘンは柔軟にやっていきましょう。もっと深く知りたいって方、英語の動画で恐縮ですがめっさわかりやすそうなモノ見つけたので参考程度にどうぞ
英語でおしゃべりできるようになると世界が広がります。だってことばが通じる人がいっきに10億人以上増えるんだぜ?
そう考えると「すげえ!」ってならない? ――ほか、英語に限らずあれこれな質問あれば遠慮なくコメントいただければ幸い。ここで紹介した多くの知識が、アナタの人生をより楽しくできることを祈っています
YouTubeチャンネル、English with Lucy
ttps://youtu.be/92XBCRYZ1S8