銭とかいう使ったことない金について
お金ってなんだろうね(哲学
資本主義って侘び寂びよね~。
むかしむかし、人は狩猟と採集にて弱肉強食の時代を生き抜いてきました。いつ、どこで命ァ取られるかわからん世の中です。みんな一致団結して食糧をかき集め、協力して生きていかざるを得ませんでした。
やがて人が知恵を出し合い、集落をつくってある程度の安心が得られるようになると、やがて食糧を蓄えやすくなり、何かが余って何がが欲しくなるなんて状況も増えてきました。人は社会を形成する動物なので集落のそれぞれ、あるいは別の集落の方々とトレードをするようになり、たとえば「キミのお魚ちょーだい! 代わりにボクの柿をあげるよ!」的な感じでね。
物々交換ってやつよ。
はじめはそれでうまくいってたと思う。けど、それぞれの需要と供給が常に釣り合うわけじゃない。困ったむかしの人たちは考えた。
「どうにかトレードオフな関係を続けたいんやが……せや! だれもが認める共通の価値あるものをつくればええんや!」
紙幣のはじまりである。たとえば家畜、貝、布などなど。その集落、あるいは近所の集落たちと共通認識で「これにはこれだけの価値がある」という了解をとっていたわけです。
やがて、なんか知らんが偉そうに振る舞う人が出はじめて、その人が「今日からコレがお金ね」と金属の銅を熱して溶かして丸めて固めたものを作るようになった。それは姿形を変え、今では当時と同じような金属のコイン、あるいは紙切れ、あるいはプラスチックの紙幣もあれば、電子的に処理される紙幣もある。
日本では『円』という単位で使われております。で、国際化が進むと『どの国の紙幣が、どの国の紙幣と比べてどれくらいの価値があるか?』ってのも重要になってくる。今の日本円は、だいたい1アメリカドル160円程度、1ユーロ185円程度、イギリスの1ポンドに至っては210円程度だそう。
いやぁ海外旅行めちゃ金かかりそうだなぁなんて眺めてて、ふと奇妙な違和感を覚えたんだ。
「1ドル160円はわかるけど……なにこの銭てのは?」
その後スーパーへ買い物に行って気づいた。
「価格表示に銭あるじゃん!」
普段ぼーっと生きてることがバレた瞬間である。これはどこぞの5歳時に喝入れられるやろなぁ。ってことで本題。
銭ってなんだ?
いや、わかるけど今も使われてんの?
ってことはもしかして両とかも使えるの?
気になったので調べてみた。
:ジャパニーズおかねたんい:
日本円は、明治4(1871)年の『新貨条例』から始まったようです。当時は円と共に銭と厘という単位も採用されていました。価値比較は以下のとおり。
・10厘 = 1銭
・100銭 = 1円
・1円 = 1両
1両と同価値ってどういうことじゃ? ――当時の日本は明治維新後のゴタゴタや海外流通とのアレコレなどいろんな問題を抱えてたんです。当時の日本は『両・分・朱』ほか匁や文やローカル紙幣など様々な紙幣制度があったのよ。しかも十進法じゃなくて4進法で海外の人が混乱したり、もうとにかく「日本の紙幣制度をどうにかせな!」って状況だったわけ。
だから、歴史の教科書にも登場する大隈 重信さんが日本の新しい紙幣制度をつくろうとした。それが新貨条例。日本全国統一して円、銭、厘にしましょうって試み。もちろん「今までの紙幣はぜーんぶ無価値になります!」言うたら暴動待ったなしなので、円たち新紙幣をバラ巻きつつ、既存の紙幣を国が回収してどんどん流通させてったわけ。
結果、少しずつ世の中に円・銭・厘が満ちてその他の紙幣が消えていった。その後法的にちょっとずつ有効でない紙幣が増えていき、完全に円しか使えなくなったのは昭和28(1953)年の『少額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律』から。実は戦後まで円以外の通貨を使えたんだよ~というトリビアはさておき、これで正真正銘の円時代が到来したんだね。
いやいやちょっと待てと。円に統一されたのはわかるがなんで銭や厘も消されたんだと。その答えは戦争にある。
戦後、日本は急激なインフレーションが始まった。戦争で焼け野原になった日本は物資不足マッハ状態。物価も高騰し、国はその対策としてひたすら円を刷りまくった。
銭と厘なんかほぼ目にしないような物価高騰。対策として国は新紙幣を発行し、それ以前の旧円は当該法律や個別の条例によって失効してしまったのです。それでも使える円はあったりして、現在でも使用できるお金は財務省のホームページで確認することができますよ。
:財務省:
ttps://www.mof.go.jp/faq/currency/07ad.htm
戦後のハイパーインフレにより銭、厘をほぼほぼ使わなくなったので法律で使用禁止になった。だから、現在日本では『円』のみがお金として機能してるわけだね。ただ名目上の単位としては現存してて、たとえばスーパーの買物で合計100円34銭だった場合は100円。100円73銭だった場合は101円として計算される。いわゆるひとつの四捨五入だね。今でも金融業界では厘単位まで表記されているので存在自体は知ってたって方いるかもしれないね。
すべて円に統一され、銭と厘は忘れ去られてしまった。それはそれで都合良いのかもしれない。だって円で統一したほうが把握しやすいじゃん? 十進法かつ単純な足し算引き算で計算できる日本円ってめちゃくちゃ便利だと思うよ?
:使える円と使えない円:
現在、日本のお金はすべて『日本銀行券』ということで日本銀行が発行しております。それ以外は偽札だから気をつけてな!
ただ以前からある円の中には、日本銀行券表記がないものもある。たとえば『国立銀行紙幣』と呼ばれるタイプ。各箇所の国立銀行が別に発行したため、今でいう日本銀行券表記のところに『第◯国立銀行』って書いてあるんだわ。
詳しくは当該名前で画像検索すれば出てくるけど『大日本帝国通用紙幣』なんつー漢字マシマシで厳かな紙幣、いちど使ってみたくなるよね。字体が壱圓とか拾圓とかなのもおもむき深い。右から左読みなのも風情を感じる。
こういうの好きって方にはたまらない一品じゃなかろうか? そーいやお金ってさ、いわゆる〝ギザ十〟とか発行数が少ない硬貨とかでもそんな高くならないけど、それって『現在使えるお金である』という要素が強いからなのかしらね? だとしたら、すでにお金としての効力を失ってるこれらの価値ってどんだけなんだろう……ちょっとAIに聞いてみるか。
Gemini「壱圓の国立銀行券? その紙幣は新旧の二種類あるけど、どっちも数十万から数百万の価値あるよ」
ChatGPT「未使用未開封状態だと数百万以上することあるよ。初期発行や特定銀行のものであれば、一千万を超える場合もあるよ」
……まじで? ちょっと国立銀行券さがしてくる!
みんなが信用するからお金は存在できる。だからみんなもっとお金を信じて! もっと崇め奉って資本主義の奴隷になろうぜ!
なんてテキトーなこと書いてますが、まあ組織だって運用するから難しい法律うんぬん制度うんぬん作ってるだけで、実生活を享受するわたしたちは「お金と引き換えに〝何か〟を得るんだよ~」と受け取っておけばいいんじゃないでしょうか。
問題は〝何か〟とは何かってこと……おいしい食べ物? たいせつな思い出? にどとできない経験?
キミはお金を何に使うでしょう?
:日本銀行金融研究所:
ttps://www.imes.boj.or.jp/cm/exhibition/2025/mod/2025nichigin_leaflet.pdf
むかしむかし、人は狩猟と採集にて弱肉強食の時代を生き抜いてきました。いつ、どこで命ァ取られるかわからん世の中です。みんな一致団結して食糧をかき集め、協力して生きていかざるを得ませんでした。
やがて人が知恵を出し合い、集落をつくってある程度の安心が得られるようになると、やがて食糧を蓄えやすくなり、何かが余って何がが欲しくなるなんて状況も増えてきました。人は社会を形成する動物なので集落のそれぞれ、あるいは別の集落の方々とトレードをするようになり、たとえば「キミのお魚ちょーだい! 代わりにボクの柿をあげるよ!」的な感じでね。
物々交換ってやつよ。
はじめはそれでうまくいってたと思う。けど、それぞれの需要と供給が常に釣り合うわけじゃない。困ったむかしの人たちは考えた。
「どうにかトレードオフな関係を続けたいんやが……せや! だれもが認める共通の価値あるものをつくればええんや!」
紙幣のはじまりである。たとえば家畜、貝、布などなど。その集落、あるいは近所の集落たちと共通認識で「これにはこれだけの価値がある」という了解をとっていたわけです。
やがて、なんか知らんが偉そうに振る舞う人が出はじめて、その人が「今日からコレがお金ね」と金属の銅を熱して溶かして丸めて固めたものを作るようになった。それは姿形を変え、今では当時と同じような金属のコイン、あるいは紙切れ、あるいはプラスチックの紙幣もあれば、電子的に処理される紙幣もある。
日本では『円』という単位で使われております。で、国際化が進むと『どの国の紙幣が、どの国の紙幣と比べてどれくらいの価値があるか?』ってのも重要になってくる。今の日本円は、だいたい1アメリカドル160円程度、1ユーロ185円程度、イギリスの1ポンドに至っては210円程度だそう。
いやぁ海外旅行めちゃ金かかりそうだなぁなんて眺めてて、ふと奇妙な違和感を覚えたんだ。
「1ドル160円はわかるけど……なにこの銭てのは?」
その後スーパーへ買い物に行って気づいた。
「価格表示に銭あるじゃん!」
普段ぼーっと生きてることがバレた瞬間である。これはどこぞの5歳時に喝入れられるやろなぁ。ってことで本題。
銭ってなんだ?
いや、わかるけど今も使われてんの?
ってことはもしかして両とかも使えるの?
気になったので調べてみた。
:ジャパニーズおかねたんい:
日本円は、明治4(1871)年の『新貨条例』から始まったようです。当時は円と共に銭と厘という単位も採用されていました。価値比較は以下のとおり。
・10厘 = 1銭
・100銭 = 1円
・1円 = 1両
1両と同価値ってどういうことじゃ? ――当時の日本は明治維新後のゴタゴタや海外流通とのアレコレなどいろんな問題を抱えてたんです。当時の日本は『両・分・朱』ほか匁や文やローカル紙幣など様々な紙幣制度があったのよ。しかも十進法じゃなくて4進法で海外の人が混乱したり、もうとにかく「日本の紙幣制度をどうにかせな!」って状況だったわけ。
だから、歴史の教科書にも登場する大隈 重信さんが日本の新しい紙幣制度をつくろうとした。それが新貨条例。日本全国統一して円、銭、厘にしましょうって試み。もちろん「今までの紙幣はぜーんぶ無価値になります!」言うたら暴動待ったなしなので、円たち新紙幣をバラ巻きつつ、既存の紙幣を国が回収してどんどん流通させてったわけ。
結果、少しずつ世の中に円・銭・厘が満ちてその他の紙幣が消えていった。その後法的にちょっとずつ有効でない紙幣が増えていき、完全に円しか使えなくなったのは昭和28(1953)年の『少額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律』から。実は戦後まで円以外の通貨を使えたんだよ~というトリビアはさておき、これで正真正銘の円時代が到来したんだね。
いやいやちょっと待てと。円に統一されたのはわかるがなんで銭や厘も消されたんだと。その答えは戦争にある。
戦後、日本は急激なインフレーションが始まった。戦争で焼け野原になった日本は物資不足マッハ状態。物価も高騰し、国はその対策としてひたすら円を刷りまくった。
銭と厘なんかほぼ目にしないような物価高騰。対策として国は新紙幣を発行し、それ以前の旧円は当該法律や個別の条例によって失効してしまったのです。それでも使える円はあったりして、現在でも使用できるお金は財務省のホームページで確認することができますよ。
:財務省:
ttps://www.mof.go.jp/faq/currency/07ad.htm
戦後のハイパーインフレにより銭、厘をほぼほぼ使わなくなったので法律で使用禁止になった。だから、現在日本では『円』のみがお金として機能してるわけだね。ただ名目上の単位としては現存してて、たとえばスーパーの買物で合計100円34銭だった場合は100円。100円73銭だった場合は101円として計算される。いわゆるひとつの四捨五入だね。今でも金融業界では厘単位まで表記されているので存在自体は知ってたって方いるかもしれないね。
すべて円に統一され、銭と厘は忘れ去られてしまった。それはそれで都合良いのかもしれない。だって円で統一したほうが把握しやすいじゃん? 十進法かつ単純な足し算引き算で計算できる日本円ってめちゃくちゃ便利だと思うよ?
:使える円と使えない円:
現在、日本のお金はすべて『日本銀行券』ということで日本銀行が発行しております。それ以外は偽札だから気をつけてな!
ただ以前からある円の中には、日本銀行券表記がないものもある。たとえば『国立銀行紙幣』と呼ばれるタイプ。各箇所の国立銀行が別に発行したため、今でいう日本銀行券表記のところに『第◯国立銀行』って書いてあるんだわ。
詳しくは当該名前で画像検索すれば出てくるけど『大日本帝国通用紙幣』なんつー漢字マシマシで厳かな紙幣、いちど使ってみたくなるよね。字体が壱圓とか拾圓とかなのもおもむき深い。右から左読みなのも風情を感じる。
こういうの好きって方にはたまらない一品じゃなかろうか? そーいやお金ってさ、いわゆる〝ギザ十〟とか発行数が少ない硬貨とかでもそんな高くならないけど、それって『現在使えるお金である』という要素が強いからなのかしらね? だとしたら、すでにお金としての効力を失ってるこれらの価値ってどんだけなんだろう……ちょっとAIに聞いてみるか。
Gemini「壱圓の国立銀行券? その紙幣は新旧の二種類あるけど、どっちも数十万から数百万の価値あるよ」
ChatGPT「未使用未開封状態だと数百万以上することあるよ。初期発行や特定銀行のものであれば、一千万を超える場合もあるよ」
……まじで? ちょっと国立銀行券さがしてくる!
みんなが信用するからお金は存在できる。だからみんなもっとお金を信じて! もっと崇め奉って資本主義の奴隷になろうぜ!
なんてテキトーなこと書いてますが、まあ組織だって運用するから難しい法律うんぬん制度うんぬん作ってるだけで、実生活を享受するわたしたちは「お金と引き換えに〝何か〟を得るんだよ~」と受け取っておけばいいんじゃないでしょうか。
問題は〝何か〟とは何かってこと……おいしい食べ物? たいせつな思い出? にどとできない経験?
キミはお金を何に使うでしょう?
:日本銀行金融研究所:
ttps://www.imes.boj.or.jp/cm/exhibition/2025/mod/2025nichigin_leaflet.pdf