レベル14 主張と審議
「不届き」
ズンッ!! と、突如の神の裁き〔エルトール〕を喰らう女体モブキングな俺。
いやん、バカん。あん、あと少しでイケそうだったの……。ぽっ。
切ない。
切ないの。身体が、うずいてドキドキパニックなの。
わにわにくんの100日後に死ぬワニなのよ。あん。
遺影ッ!
なんて言ってたら神の裁き〔エルトール〕の餌食だ。
無論、神の裁きとは、有り体に言えば神鳴な雷だな。
そして、
俺は宇宙の塵となった。フェニックスの一輝のよう。
もし、ここまで言っても分からないなら、ワンピースの二十七巻と聖闘士星矢を読み直してこい。もちろん、生きる為の糧として読む事をお奨めする。とういか、神の裁きを受けた俺だが、この裁きは、一体、誰のツッコミなのか? と。
珍読だ。
ほへっ?
自分で言ってなんだが、珍読って、一体、なんの話?
「まあ、アレさね。またまたステータス・オープンをする前に死んでしまったようだね。でも神の裁き如きで塵になる位だから大した事はないんだろうがね」
香恋だ。カレンダーでも持ってこい。阿呆が。死ね。
ジョン。
「うむっ」
今度は、ジョンドット五世、ムキムキ言語の野郎だ。
「珍読だの、カレンダーだの、いや、それ以前に女体化を楽しんで18禁へまっしぐらな言動、もはや余らの手に負えるものではない。だからこそ神が……」
うるさい。俺は宇宙塵になってしまい、またもや真っ白インに戻ってきたんだ。
死ね。死ね。死ね。さね魔人とムキムキ言語の阿呆。
ジョン。
無論、宇宙人ではなく雨中心でもない。いや、大体、雨中心ってウチュウジンって読めるのか。むしろMIBにとっ捕まってマーズアタックのプレデターかエイリアンツーだぜ。それともテラフォーマーズのゴキブリ君が、ジョージ、か?
ジョン!
というか、思ったんだが、世界五分前仮説とか言うものが成り立つ世界だよな?
あの女体化の世界というか、俺が転生する世界はだ。
うむっ。
脳内に溢れる情報雪崩で知ったんだが世界五分前仮説とは世界が五分前に創られたとし、それを否定できる根拠はあるのかという思考実験だったはずだ。何故だがネットではトンデモ理論になっているソレ。阿呆なのか。おのれらは。
乱暴に言っちゃえばだ。
ジョン。
多次元宇宙のような観測不可なモノが在るのか無いのかを論じるようなもんだ。
世界五分前仮説は、な。
それなのにだ。なんで?
なんで?
なんで。
パラレルワールドは、在ると信じ、無いと断じ、真剣に議論し、その議論をトンデモ議論にしないんだ。それが世界五分前仮説になると頭から笑い飛ばし、否定するんだ。ヒッグス粒子も、今になって、ようやく観測出来たに過ぎないんだぜ?
ソレは1964年に提唱されてLHCなんて化けもんじみた機械を作ってだな。
2011年、ようやく垣間見られたになったんだぜ?
それまでのヒッグス粒子が、在るのか、無いのか、の議論は思考実験と言ってしまってもいいもんだ。少なくとも俺はそう思う。だからこそ、どんなに突飛で、あり得そうもない事でも、在るのか、無いのかを議論する事は有意義だってな。
「うむむ」
なんだ?
ムキムキ言語。俺の鼻の穴が膨らんでる事に文句でも言いたのか?
「一体、なんなのであるのか。……いきなり青年の主張を始めるとは。そんなビチを余らがどう思うのか考えた事がないのか。むしろ厚顔無恥なのか。主はな」
ククク。
笑わせよんな。阿呆。俺はモブキングを目指す男だ。
だからこその青年の主張なんよな。ほら、ネット〔SNS〕を見渡してみろ。そこらかしこで青年の主張が繰り広げられているだろ? それは老いも若きも、それこそ関係なく。モブキングとは普通の中の普通。だったら、やる事は一つだ。
鼻の穴を膨らませて青年の主張だぜ。それを、やるからこそのモブキングだぜ?
遺影ッ!
「まあ、でも良い。世界五分前仮説と因果律の矛盾を考えようとしたんであろう」
ビチよ。
そそ。そうだった。ジョンドット五世の言う通りだ。
世界五分前仮説が不遇な目に遭ってる事で脱線してしまった。そう。違うのだ。
ジョン。
世界五分前仮説が成り立つ世界での因果律は、どうなっているのか、という疑問を覚えたんだ。うむ。因果律は、簡単に言えば、原因が在って結果が在る、という事と、同一条件下では常に同一の現象が起こる、という二点に集約される。
でだ。五分前に世界が出来たとするならば、そこに因果律が成り立たなくなる。
何故ならば、五分前仮説は、きっちりと五分前じゃなくてもいいとされている。
今、この瞬間に世界が出来たとしても、なり立つのだ。いや、むしろ分かりやすく五分前にしているだけだ。つまり、ホピ族の時間感、過去も未来も今に集約されるを地でいく仮説。今、この瞬間に過去も未来も同時に存在するとするものだ。
だったら原因がなく結果だけが存在する世界、もしくは原因だけの世界が在る。
という事にならないか。違うのか? そう思うけど。
ジョン。
まあ、より正確に五分前仮説を語れば、いくらか意味がズレるのかもしれない。
それでも……、なんて考えたら脳から煙が出てきた。
ぷしゅ。
ぷしゅ。
ぷしゅ。
だわよ。
遺影ッ!
俺はモブキングになる男。そんな男が科学者や哲学者のような理論構築をすれば当然の如く煙を吐く。脳がな。そして、そのあとパッパラパーになってKTちゃんか、呂布カルマに一直線だぜ。いや、そのネタは一回やったか。そうだな。
だったらこれだ。婚活1000本ノックでクソ男・オブ・ザ・イヤー受賞だぜ?
いや、なにを言ってるのか分からないヤツは、からかい上手の高木さんだわよ。
ジョン。
「うむむ」
どうした。ムキムキ言語。また、ため息か? 既に聞き飽きたぞ。
「分かったのだよ。世界五分前仮説と因果律の関係がな。はからずもビチの阿呆な主張から紐解かれたのだ。そうなのだ。原因も五分前に作られたとしたら……」
「そうさね。五分前に原因や結果も世界と一緒に創られれば五分前仮説と因果律が同時に成り立つ。なるほど。過去も未来も今に集約されるってヤツからかい?」
香恋だったか、さね魔人よ、俺様の阿呆な主張が役に立ったのか?
それは良かった。俺如きの阿呆な主張が修行してシュッシュッポッポッポだな。
遺影ッ!
「うむっ」
ジョンドット五世〔確か、仮名、だったよな〕、ムキムキ言語も分かったのか?
「そうだ。その一言から紐解けたのだよ。香恋。が、同時に、また新たな疑問が浮かんできたのだ。……ビチよ。お主は本当にモブキングになる男なのか? と」
うっさい。モブキングになる事は、それこそ因果律に縛られた決定事項なんだ。
幾億、いや、無量大数を超えるパラレルワールドが在るとして、そのどれもが、その全てがモブキングに集約される。それが俺の輝かしきロードなのだよ。ちょうど、一年前に、この道を通った夜、昨日の事のように、今、ハッキリと死ね。
遺影ッ!
「そうだね。ジョンドット五世。モブキングが答えを導き出す為のヒントを出せるなんて、あり得ない事さね。ともすればビチはビチではないのかもしれない」
だからビチってなんだ。
俺の名前がビチ・ゴソで更にだ。極悪と書いてビチと呼んでいた事は知ってる。
けど、どうもピーンとこないんだよな。俺に名前がある事自体、モブキングから遠ざかるし、極悪ならば、それこそモブキングぢゃない。だってモブキングは普通の中の普通だからな。それと、さね魔人は、俺の事を勇者と言っていたし……。
「まあ、その話は、追々さね。それよりもビチが本当にビチである事自体が怪しくなってね。これは審判団が集まって審議な案件だ。だろ? ジョンドット五世」
「うむっ。そうであるな」
いや、審判団とか言いながら、お前ら二人だけだろ?
分かってんだよ。阿呆。
ジョン。
兎に角。
今、真っ白インに居る俺なのだが、どうやら俺がビチという存在かどうか怪しくなってきたという事で例によっての例の復活は、一旦、CMです、になったようだ。一応、言っておくが、ゴロウ・デラックスのソレだぜ。マツコのではない。
遺影ッ!
ズンッ!! と、突如の神の裁き〔エルトール〕を喰らう女体モブキングな俺。
いやん、バカん。あん、あと少しでイケそうだったの……。ぽっ。
切ない。
切ないの。身体が、うずいてドキドキパニックなの。
わにわにくんの100日後に死ぬワニなのよ。あん。
遺影ッ!
なんて言ってたら神の裁き〔エルトール〕の餌食だ。
無論、神の裁きとは、有り体に言えば神鳴な雷だな。
そして、
俺は宇宙の塵となった。フェニックスの一輝のよう。
もし、ここまで言っても分からないなら、ワンピースの二十七巻と聖闘士星矢を読み直してこい。もちろん、生きる為の糧として読む事をお奨めする。とういか、神の裁きを受けた俺だが、この裁きは、一体、誰のツッコミなのか? と。
珍読だ。
ほへっ?
自分で言ってなんだが、珍読って、一体、なんの話?
「まあ、アレさね。またまたステータス・オープンをする前に死んでしまったようだね。でも神の裁き如きで塵になる位だから大した事はないんだろうがね」
香恋だ。カレンダーでも持ってこい。阿呆が。死ね。
ジョン。
「うむっ」
今度は、ジョンドット五世、ムキムキ言語の野郎だ。
「珍読だの、カレンダーだの、いや、それ以前に女体化を楽しんで18禁へまっしぐらな言動、もはや余らの手に負えるものではない。だからこそ神が……」
うるさい。俺は宇宙塵になってしまい、またもや真っ白インに戻ってきたんだ。
死ね。死ね。死ね。さね魔人とムキムキ言語の阿呆。
ジョン。
無論、宇宙人ではなく雨中心でもない。いや、大体、雨中心ってウチュウジンって読めるのか。むしろMIBにとっ捕まってマーズアタックのプレデターかエイリアンツーだぜ。それともテラフォーマーズのゴキブリ君が、ジョージ、か?
ジョン!
というか、思ったんだが、世界五分前仮説とか言うものが成り立つ世界だよな?
あの女体化の世界というか、俺が転生する世界はだ。
うむっ。
脳内に溢れる情報雪崩で知ったんだが世界五分前仮説とは世界が五分前に創られたとし、それを否定できる根拠はあるのかという思考実験だったはずだ。何故だがネットではトンデモ理論になっているソレ。阿呆なのか。おのれらは。
乱暴に言っちゃえばだ。
ジョン。
多次元宇宙のような観測不可なモノが在るのか無いのかを論じるようなもんだ。
世界五分前仮説は、な。
それなのにだ。なんで?
なんで?
なんで。
パラレルワールドは、在ると信じ、無いと断じ、真剣に議論し、その議論をトンデモ議論にしないんだ。それが世界五分前仮説になると頭から笑い飛ばし、否定するんだ。ヒッグス粒子も、今になって、ようやく観測出来たに過ぎないんだぜ?
ソレは1964年に提唱されてLHCなんて化けもんじみた機械を作ってだな。
2011年、ようやく垣間見られたになったんだぜ?
それまでのヒッグス粒子が、在るのか、無いのか、の議論は思考実験と言ってしまってもいいもんだ。少なくとも俺はそう思う。だからこそ、どんなに突飛で、あり得そうもない事でも、在るのか、無いのかを議論する事は有意義だってな。
「うむむ」
なんだ?
ムキムキ言語。俺の鼻の穴が膨らんでる事に文句でも言いたのか?
「一体、なんなのであるのか。……いきなり青年の主張を始めるとは。そんなビチを余らがどう思うのか考えた事がないのか。むしろ厚顔無恥なのか。主はな」
ククク。
笑わせよんな。阿呆。俺はモブキングを目指す男だ。
だからこその青年の主張なんよな。ほら、ネット〔SNS〕を見渡してみろ。そこらかしこで青年の主張が繰り広げられているだろ? それは老いも若きも、それこそ関係なく。モブキングとは普通の中の普通。だったら、やる事は一つだ。
鼻の穴を膨らませて青年の主張だぜ。それを、やるからこそのモブキングだぜ?
遺影ッ!
「まあ、でも良い。世界五分前仮説と因果律の矛盾を考えようとしたんであろう」
ビチよ。
そそ。そうだった。ジョンドット五世の言う通りだ。
世界五分前仮説が不遇な目に遭ってる事で脱線してしまった。そう。違うのだ。
ジョン。
世界五分前仮説が成り立つ世界での因果律は、どうなっているのか、という疑問を覚えたんだ。うむ。因果律は、簡単に言えば、原因が在って結果が在る、という事と、同一条件下では常に同一の現象が起こる、という二点に集約される。
でだ。五分前に世界が出来たとするならば、そこに因果律が成り立たなくなる。
何故ならば、五分前仮説は、きっちりと五分前じゃなくてもいいとされている。
今、この瞬間に世界が出来たとしても、なり立つのだ。いや、むしろ分かりやすく五分前にしているだけだ。つまり、ホピ族の時間感、過去も未来も今に集約されるを地でいく仮説。今、この瞬間に過去も未来も同時に存在するとするものだ。
だったら原因がなく結果だけが存在する世界、もしくは原因だけの世界が在る。
という事にならないか。違うのか? そう思うけど。
ジョン。
まあ、より正確に五分前仮説を語れば、いくらか意味がズレるのかもしれない。
それでも……、なんて考えたら脳から煙が出てきた。
ぷしゅ。
ぷしゅ。
ぷしゅ。
だわよ。
遺影ッ!
俺はモブキングになる男。そんな男が科学者や哲学者のような理論構築をすれば当然の如く煙を吐く。脳がな。そして、そのあとパッパラパーになってKTちゃんか、呂布カルマに一直線だぜ。いや、そのネタは一回やったか。そうだな。
だったらこれだ。婚活1000本ノックでクソ男・オブ・ザ・イヤー受賞だぜ?
いや、なにを言ってるのか分からないヤツは、からかい上手の高木さんだわよ。
ジョン。
「うむむ」
どうした。ムキムキ言語。また、ため息か? 既に聞き飽きたぞ。
「分かったのだよ。世界五分前仮説と因果律の関係がな。はからずもビチの阿呆な主張から紐解かれたのだ。そうなのだ。原因も五分前に作られたとしたら……」
「そうさね。五分前に原因や結果も世界と一緒に創られれば五分前仮説と因果律が同時に成り立つ。なるほど。過去も未来も今に集約されるってヤツからかい?」
香恋だったか、さね魔人よ、俺様の阿呆な主張が役に立ったのか?
それは良かった。俺如きの阿呆な主張が修行してシュッシュッポッポッポだな。
遺影ッ!
「うむっ」
ジョンドット五世〔確か、仮名、だったよな〕、ムキムキ言語も分かったのか?
「そうだ。その一言から紐解けたのだよ。香恋。が、同時に、また新たな疑問が浮かんできたのだ。……ビチよ。お主は本当にモブキングになる男なのか? と」
うっさい。モブキングになる事は、それこそ因果律に縛られた決定事項なんだ。
幾億、いや、無量大数を超えるパラレルワールドが在るとして、そのどれもが、その全てがモブキングに集約される。それが俺の輝かしきロードなのだよ。ちょうど、一年前に、この道を通った夜、昨日の事のように、今、ハッキリと死ね。
遺影ッ!
「そうだね。ジョンドット五世。モブキングが答えを導き出す為のヒントを出せるなんて、あり得ない事さね。ともすればビチはビチではないのかもしれない」
だからビチってなんだ。
俺の名前がビチ・ゴソで更にだ。極悪と書いてビチと呼んでいた事は知ってる。
けど、どうもピーンとこないんだよな。俺に名前がある事自体、モブキングから遠ざかるし、極悪ならば、それこそモブキングぢゃない。だってモブキングは普通の中の普通だからな。それと、さね魔人は、俺の事を勇者と言っていたし……。
「まあ、その話は、追々さね。それよりもビチが本当にビチである事自体が怪しくなってね。これは審判団が集まって審議な案件だ。だろ? ジョンドット五世」
「うむっ。そうであるな」
いや、審判団とか言いながら、お前ら二人だけだろ?
分かってんだよ。阿呆。
ジョン。
兎に角。
今、真っ白インに居る俺なのだが、どうやら俺がビチという存在かどうか怪しくなってきたという事で例によっての例の復活は、一旦、CMです、になったようだ。一応、言っておくが、ゴロウ・デラックスのソレだぜ。マツコのではない。
遺影ッ!