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作者: 犬物語
【あつい】アイスクリームをつくろう(提案)【あつい】
あつくね?
 いや、あつくね?

 わたし日光市に暮らしてるけどこっちもあちーよ。日光でコレなら宇都宮やら県南やら東京圏はどんだけあついんだって感じ。いやまあ日光言うて実は東照宮よし"下"は平地とあんま変わらないかし東照宮より"上"のほう行かんと涼しくならないという地元民のトリビアは置いといて

 あつくね?

 あついよね?

 冷たいもの食べたくなるよね?

 ってことで、今回はアイスクリームの作り方的なのをつれづれグサッっていきます





:愛すクリーム:

 アイスクリーム。それは牛乳や卵、クリームなどをまぜまぜして冷やした食べ物のことだ

 ぶっちゃけ卵とクリームをそれぞれシャカシャカして、お好みの量の砂糖やバニラエッセンスを加えて合体させて冷やせばそれだけで『アイスクリーム』が完成する。わざわざ3000文字くらいかけて説明する必要はない

 が、はいこれで終わりってのはなんかもったいないのでここではちょっとしたトリビアをご紹介しよう

 アイスクリームとはなにか? ――実は以下食品は、その乳固形分と乳脂肪分によって名前が変わるのだ

・アイスクリーム
  乳固形分:15.0%以上
  乳脂肪分:8.0%以上
・アイスミルク
  乳固形分:10.0%以上
  乳脂肪分:3.0%以上
・ラクトアイス
  乳固形分:3.0%以上
  乳脂肪分:規定なし
・氷菓
  乳固形分:規定なし
  乳脂肪分:規定なし

 乳固形分とはすなわち乳製品の"水以外"の部分。そのなかに含まれる脂肪分を乳脂肪分と呼んでる。アイスクリームを例とすると、水以外の部分を15%以上含んでいて、そのうち8%が乳脂肪分で残る7%がソレ以外だということになる

 アイスクリームは最も乳製品が使われてるイメージで良いでしょう。ってか牛乳と卵とクリームをブレンドして冷やしたらだいたいアイスクリームになる

 ただ、商品として乳製品をふんだんに使うとコストがマッハになってしまうので、甘味料やら植物油脂やらを混ぜ混ぜすることがある。そうすっと自然と乳固形分、乳脂肪分の割合が減ってってアイスミルク、ラクトアイス的な名前になってくのだ

 ラクトアイスのほーが脂肪分少ないんだね、とイメージしてしまうのは罠だ。コストダウンのため植物油脂を入れた場合、上記の『ラクトアイス』に相当するようになる。そうすっとアイスクリームじゃないけど脂肪分マシマシなラクトアイスが誕生してしまうので、場合によっては最も高カロリーである場合がある。これに関しては食品に表示されてる脂質量を参照していただければ幸い

 なお、果物を冷やしてかき氷にしてみましたよぉ、とかアイスキャンディやらシャーベットやらはすべて氷菓に該当する。これ以上深堀りして知りたいって方は上記ワードでググっていただくか、専門的な知識を求めるなら『乳及び乳製品の成分規格等に関する命令』でググればよかろうなのだ

 ある程度語ったのでわたしは満足じゃ。ってことで、えー本格的に作り方を書いてきましょう

e-gov法令検索、乳及び乳製品の成分規格等に関する命令
ttps://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=326M50000100052



:隠し味は愛:

 冒頭で書いちゃったから言わずとも知れるだろうが、アイスクリームはとりあえず卵、牛乳、生クリームをシャカシャカして合体させて冷やせばおkだ

 牛乳と卵は併用する必要はない。牛乳だけでもいいし卵だけにしても構わない。生クリームは『アイスクリーム・・・・』なので主要アイテムなのだが、牛乳や卵はとどのつまり"材料:乳製品"レベルを上げる要素なのでどちらかを混ぜ込んでおけばそれで構わない。ってことでおおよそ以下が1回料理ぶんの材料になる

・生クリーム
  200g
  乳脂肪分40%以上の品物が理想
・卵
  2個数
・牛乳
  500ml
・砂糖
  60g
・バニラエッセンス
  適量

 卵と牛乳はお好みでどちらかを選択、もしくは欲張りセットでどっちも乗せにしよう。砂糖はアナタ好みの味になるよう調整してね

 これがゼッタイ的なレシピとは言えないことに注意。お料理系サイトを巡ればわかることだが、上記はまぁ目安量として覚えておくことをおすすめする。場合によっては卵を1個とか3個とか、なんだったら卵黄と卵白を使い分けるレシピだってあるのだからおもしろい

 砂糖に関して、カロリーを気にするのであればエリスリトールなどの甘味料を使うことをおすすめする。市販でもラカントSとか有名だね。まあカロリーを気にしてるヤツがアイスクリームなんて食うかというツッコミはありそうだが、世の中いろいろな価値観があるのだからそれもひとつの選択肢になるでしょう

 バニラエッセンスは数滴オーバーするだけで香りと味がマッハになるので取り扱い注意。あとはアナタならではの材料、たとえば市販のインスタントコーヒーを入れるなり抹茶パウダーを入れてそれ系の味にするとかアレンジ手段はいろいろ。しかし最も大切な隠し味はアナタの愛(ry



:材料は混ぜてなんぼよ:

 しつこいけどアイスクリームは生クリームとその他材料をそれぞれ釈迦釈迦して合体させて冷やせばそれでおkです。ただし、生クリームはしっかりクリーム状にさせないといけないので手動でやるとアナタのおててが腱鞘炎待ったナシになるのはほぼ確実でしょう

 ってことで、大人しく市販の電動ハンドミキサーを買っときましょう。やすいので2000円くらいのあるから


① 卵をシャカシャカ、牛乳はあっためる

 卵を使う場合、はじめにこちらからシャカシャカしましょう。生クリームをさいしょにやると、ミキサーにクリームがベタついてなかなか取れなくなるのです

 卵を混ぜる場合、上級者は卵白と卵黄で分けますがはじめのうちはいっしょにしちゃおう。んでしばらくミキサーしてると色がやや白っぽくなってきて、液状からややもったりした固形に変わってきます。バニラエッセンスを加えるならこのタイミングで投入して、卵はとりあえずこのままにしとく

 牛乳は温めて、砂糖を含めた容積がだいたい350~400mlくらいになるまで煮詰めていきましょう。これ鍋でやると10分以上かかるしその間見てなきゃいけないので、どっちかってと電子レンジで放置プレイしつつイメージした量まで減ってくのを確認していったほうが無難だね。そしたら次に行きましょ


② 生クリームをシャカシャカする

 別のボウルに生クリームを投入し、例によってシャカシャカしていきます。けっこうしっかりめにやって、いわゆる『つのが立つ』レベルまで仕上げましょう。つのが立つってのはハンドミキサーを引っ張ったとき、それにつられて生クリームが引っ張られて"ちょこん"としたツノができるヤツです。わかんないって方はググるといーよ!

 生クリームを先にシャカシャカすると、ハンドミキサーにクリームがへばりついて取れなくなるの。だから生クリームをやる前に卵からミキシングしてってね!

 牛乳を材料として使う場合、まあ牛乳の濃さ具合によるけど生クリームはかために仕上げたほうが良さそうかも。それはアナタ好みの調整でやくことをおすすめする


③ 合体!

 生クリームのほうに卵もしくは牛乳を投入してく流れ。一気にぜんぶ投入すっと混ぜきるのが難しくなるから小出しにしていこう

 混ぜる時もハンドミキサーでやっちゃっておk。ただし空気が入りすぎてしまうので最後は混ぜた容器をトントンして空気を抜いたり、ゴムベラを使って混ぜ込んだほうが無難

 しっかり混ざったことを確認したら、あとは別の容器に投入して冷凍庫にぶちこめばおk。いちんち置いといてさ、冷ぇ固まんの待つべ(栃木弁



:アイスクリーム自由度たかしくん:

 実は生クリーム使わずとも卵Varとか牛乳Var的なアイスクリームを作れたりします。だって結局のとここやつらをミックスして冷やしときゃ『アイスクリーム(?)』にはなるのよ

 ここまでいろいろ書いたけど、やっぱ画像やら動画やらないとわかりにくいよね。ってことで以下を参照してお好みのレシピで作ってみることをおすすめする

以下YouTubeチャンネル

おいしいひきだし、生クリーム+卵Var
ttps://youtu.be/ikSBH0AR_bk

emi / HOMEmadeSWEETs、生クリーム+牛乳Var
ttps://youtu.be/M7GIyaSluCs

DAIFUKU KITCHEN、卵2個Var
ttps://youtu.be/YUfmkZXp8aA

ばくばくクック、牛乳Var
ttps://youtu.be/wTsgqqyA7Ho

 これからの季節、自分でアイスクリームつくれたらステキじゃない? ――ってことで、ここでは自家製アイスクリームの作り方を紹介した次第。ぜひアナタ自身でメイキングして、ひんやりおいしいひとときを過ごしていただければ幸いでござる

 うんまい具合に生存戦略してこの夏を乗り切ろうか。んじゃアナタの人生にアイスクリームあらんことを
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